診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
・体のバランスや空間認識を司る。内耳(半規管、前庭)と前庭神経が関連。
・末梢性前庭疾患:内耳や前庭神経の障害が原因。例として、中耳炎、内耳炎、特発性前庭疾患がある。
・中枢性前庭疾患:脳幹や小脳の異常が原因。脳腫瘍、脳炎、脳血管障害などが含まれる。
・症状の経過や開始時期、環境について飼い主に詳しく尋ねる。
・前庭系の機能を確認するため、眼振や歩行のバランス、反射などを検査。
・耳鏡で外耳道や鼓膜の状態を確認し、中耳や内耳の異常を検出。
・X線:骨構造の異常を確認する。
・CT/MRI:脳や内耳の詳細な画像を取得し、中枢性前庭疾患が疑われる場合に有効。
・炎症や感染症の有無、全身の状態を把握するために実施。
・支持療法:制吐剤や抗めまい薬で症状を緩和。
・原因療法:中耳炎・内耳炎には抗生物質、脳炎や脳腫瘍には抗炎症剤や手術を検討。
・病状や検査・治療方針について分かりやすく説明し、飼い主の同意を得る。
・検査や治療内容の説明と費用について相談し、飼い主に配慮した計画を立てる。
・定期的な経過観察や緊急時の対応方法を事前に伝えることで安心感を提供する。
犬が突然、頭を傾けてふらつく症状を示した。考えられる疾患として最も適切なのはどれか。
解答: 2. 前庭疾患
解説: 前庭疾患は、犬のバランス感覚や空間認識を司る前庭系に異常が生じる疾患で、頭を傾ける、ふらつく、眼振、嘔吐などの症状が見られます。突然の頭部傾斜やふらつきは、前庭疾患の典型的な症状です。
犬の前庭疾患に関する記述として正しいものを選びなさい。
解答: 2. 末梢性前庭疾患は内耳や前庭神経の異常によって起こる。
解説: 前庭疾患は、末梢性と中枢性に分類されます。末梢性前庭疾患は、内耳や前庭神経の異常によって引き起こされ、頭部傾斜、眼振、ふらつきなどの症状が見られます。中枢性前庭疾患は、脳幹や小脳の異常によって発生します。意識障害は必ずしも伴わず、治療には原因に応じて薬物療法や支持療法が選択され、手術が必要な場合もありますが、必ずしも手術が必要というわけではありません。