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【症例報告】心臓病の犬の舌、乳腺、皮膚腫瘍摘出

僧帽弁閉鎖不全症を抱える13歳のトイプードルの症例

このワンちゃんは、ピモベンダンを飲むことで心臓拡大の進行を抑えつつ過ごしていましたが、舌に腫瘍が見つかったうえ、乳腺や皮膚にも複数の腫瘍が認められました。
特に乳腺腫瘍は大きなものが2箇所あり、それぞれ「領域切除」を行う必要がありました。


心臓への負担を最小限にするため、手術時間をできるだけ短くする必要がありました。
舌腫瘍や皮膚腫瘍の切除と、2箇所の乳腺腫瘍領域切除を含め、約45分という短時間で終了できるように準備・進行を行いました。

心不全のリスクがある子の手術

  • 僧帽弁閉鎖不全症など心疾患を抱える子は、麻酔下での心不全悪化が大きなリスクとなる
  • 術前・術後の心臓ケアと、手術時間の短縮が重要

高齢かつ心臓病を持つワンちゃんにとって、全身麻酔はどうしてもリスクが高くなります。
しかし、放置すると腫瘍が大きくなったり悪性化の恐れもあるため、
獣医師・スタッフが手際よく進行し、短時間で手術を完了することで負担を最小限に抑えることができました。



トイプードルのイメージ画像

まとめ

術後は大きなトラブルもなく、心臓の状態も安定しています。
高齢犬や心臓病を抱えた子の手術は不安が大きいですが、
十分な事前準備手際の良い手術、そして術後の綿密なケアを行うことで、
安全性を高めながら治療に臨むことが可能です。