診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
先日、右側の潜在精巣をもつワンちゃんの手術を行いました。右の精巣が本来の位置に降りておらず、
開腹して調べたところ、鼠蹊部付近で引っかかっているのを確認。
膀胱の裏から精管をたどることで、埋もれていた精巣をようやく見つけることができました。
この精巣は腹壁にぴったりとくっついており、剥がす作業がなかなか大変でした。
さらに、大腿部へ向かう血管がすぐ近くを走行しているため、
その血管を傷つけないよう慎重に剥離する必要があります。
時間はかかりましたが、無事に精巣を摘出でき、ワンちゃんの体調も安定しています。
潜在精巣は放置していると腫瘍化のリスクが高くなることもあり、早めの摘出が大切です。
気になる症状や疑いがある場合は、ぜひ動物病院でご相談ください。