047-700-5118
logo logo

診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診

banner
NEWS&BLOG
ヘルニアについて

ヘルニアとは

ヘルニアとは、体壁の欠損部分や裂け目から、本来あるべき場所よりも出てきてしまった臓器や組織のことです。ヘルニア門、ヘルニア内容、ヘルニア嚢、ヘルニア被膜の4つで構成される病気です。
ヘルニア門は、臓器が脱出する開口部で、ヘルニア管やヘルニア輪と呼ばれることもあります。腹筋などによって形成され、鼠径管や臍輪、会陰部などがヘルニア門を形成しやすい部位とされています。
ヘルニア内容は、ヘルニア門から脱出した臓器や組織のことで、大網膜や小腸、子宮などがよくなります。ヘルニア嚢は、ヘルニア門から膨隆した部分で、体壁の破裂部位で腹膜も破裂している場合は形成されません。脱出した臓器がヘルニア嚢の一部を形成する滑脱ヘルニアという特殊なケースもあります。ヘルニア被膜は、ヘルニア嚢を覆う外側の組織で、通常は脂肪組織、筋膜、皮下組織からなります。ヘルニア嚢に連続する腹膜は、ヘルニア被膜の最内層を構成します。

先天的ヘルニアと後天的ヘルニア

先天的ヘルニアは、出生時にすでに持っているもので、体壁の開口部の収縮不全や癒合不全によって臓器が移動してしまうものです。このヘルニアは、犬や猫に多く見られます。一方、後天的ヘルニアは、交通事故や手術、老齢化などによって体壁が弱くなり、臓器が出てしまうものです。年齢が3〜6歳齢のものが多く、外傷性の場合には脇腹での発生が多く、横隔膜ヘルニアを伴うことが多いです。また、手術後にもヘルニアが起こることがあります。

内ヘルニアと外ヘルニア

ヘルニアには内ヘルニアと外ヘルニアがあります。内ヘルニアは、腹膜や腸間膜の図や裂際から腹腔内臓器が出てしまうもので、動物においては、横隔膜ヘルニア、心膜横隔膜ヘルニア、食道裂孔ヘルニアが最も重要です。一方、外ヘルニアは皮下組織に腹腔内臓器が出てしまうもので、特に猫では臍ヘルニア、腹壁ヘルニア、術後ヘルニア、鼠径へルニア、会陰ヘルニアの順であることが報告されています。

治療法

ヘルニアが炎症を起こした場合には、局所的なヘルニアが再発することもあります。再発の原因は、手術時に根本的な原因を解消できていなかった場合や手術後のケアが不十分だった場合などが挙げられます。再発を防ぐためには、手術後のケアや定期的な検診が必要となります。

予防

ヘルニアの予防には、適度な運動や体重管理が重要です。特に肥満は、腹圧を増大させてヘルニアを引き起こすリスクを高めるため、体重管理は避けては通れない課題となります。
一般的に、ヘルニアは重症化する前に早期発見・治療が必要です。症状が現れた場合は、獣医師に相談しましょう。適切な治療により、多くの場合は完治が可能です。