診察時間
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手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
気管切開術は、上気道閉塞患者のための気道確保として実施される手術です。この手術には、一時的気管切開術と永久気管切開術の2種類があります🐶🐱。
一時的気管切開術は、上気道閉塞を短期的に解消する手段として実施されます。上気道の外科手術の際の気道管理や、重度の急性上気道閉塞を伴う緊急事態に行われることが多いです🚑。気道閉塞が解消した際には、チューブを抜いて元の気道に戻すことが可能です。ただし、この手術後は24時間の入院管理が必要となります🏥。
永久気管切開術は、咽頭腫瘍や頭虚脱などの根治が難しい上気道閉塞疾患に対する最後の手段として行われます。この手術は、一度気道を切開すると戻すことはできません。しかし、手術後14日ほどで長期の在宅管理が可能になります🏡。犬の場合、適切な管理のもとでQOLは改善されることが多いですが、猫の場合、術後のQOLや生存期間に良好な結果が得られることは少ないです🐾。
気管切開術は、鼻腔から咽頭までの自然な吸気の流れをバイパスするものであり、生じる生理的な問題もよく考慮して術後の管理が求められます。気管の解剖や生理に関する詳しい情報、各手術の適応や外科手技、術後の管理や合併症、そして予後についての詳細は、以下のセクションでご紹介いたします📘🔍。
気管切開術後の管理は非常に重要です💕。特に気管切開チューブが滑脱したり閉塞するリスクを低減させるための注意が必要となります🌟。以下に、術後の管理方法をいくつか挙げます。
①湿度50~70%、気温25°Cでの環境を保つ🌡️
②チューブの定期的な交換と洗浄🚿
③ネブライザー療法を1日2回実施🌬️
④気管開口部の衛生管理💧
これらの管理方法を遵守することで、ペットの快適な回復をサポートします❤️。
気管切開術は多くのペットにとって生命を救う治療法となることが多いですが、術後には様々な合併症が考えられます🚑。
術後早期には、分泌物による気管開口部の閉塞が発生することが知られています🚫。これを予防するためには、手術直後の頻回の処置が不可欠となります。気管虚脱の犬でこのような閉塞が生じ、残念ながら死亡した事例も報告されています📢。
さらに、術後晩期には、気管開口部の狭窄や皮膚のしわによる閉塞が主な合併症として上がっています🚨。特に、猫の場合、多量の粘液による気管開口部の閉塞や食欲不全などの問題が発生することが知られています🐱💦。
これらの合併症に対する対応や予防策についても、当院ではきちんと指導・サポートさせていただきます。ペットの健康と安全を第一に考える当院を、是非ともご利用ください🙏🌟。