診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
飼いたい子がいるけど、こんな病気を持っていると言われてしまった。
『敢えなく諦めました。』というお話を時々ご相談されるので、私が日頃診療していて、大丈夫と判断するポイントをまとめてみました。
主観的な内容もありますが、よければ参考にしていただくと幸いです。
💡元気がある子は心雑音があるのかは聞いておく必要があります。
🌸泉門が空いている…
脳を保護する頭蓋骨の頂点に穴が開いていることを指します。
チワワなどの短頭種に多く、成長と共に、頭蓋骨が発達することで、小さくなることも多いです。
神経症状;ぼーっとしているなどの症状があるときは脳に異常がないかを心配しますが、軽度な斜視があるけど、走り回って元気、という時には様子を見て良いのではないかなとアドバイスしています。
🌸下痢している…
体重が順調に増えているかをみています😊
子犬ちゃんたちは、ペットショップやブリーダーさんのところで、基本は他の子犬たちと集団生活。
寄生虫やバイキンなどに、みんなでかかりやすい環境下にいます。
お家にきた時も、動物病院で、適切に駆虫などの処置を受けながら、生活を送れることも多いです。
ただし、体重が減った時には注意しましょう。
🌸膝のお皿が外れている
膝が緩いと言われても、子犬の時はパピードロワーと言い、正常な子でも膝関節は外れやすいと言われています。
10ヶ月齢あたりで、安定するので、そこでゆるければ、patellaと診断しますが、grade2、3くらいだと、成長で経過を追っています。
🌸怖いのが心雑音。
心雑音があると言われたら、注意しましょう。
今見た目には元気でも、子犬で心雑音がある子は、重度な先天性心疾患を持っている場合があります。
後に手術が必要になったり(例;PDA;動脈管開存症)、成長できずに亡くなることがあります。これは見た目にはわからず、発症しなければ元気に過ごしてしまうことが多いので、注意して見てあげましょう。
🌸耳が汚い
耳ダニがいたら駆虫しましょう
🌸でべそ
広がってくると、消化管が出てしまうこともあるので、のちに整復するなどの手術が必要になることも。急変する子は少ないように感じています。