診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
大抵の下痢は内科療法に反応し、1週間ほどで改善が見られることが多いです。
高齢で、内科療法に反応しない、形が平らな弁をする、血便が止まらない症状の場合には、直腸検査や造影検査でしこりがないかをチェックし、必要があれば切除手術を行なっています。
ダックスフントでは、免疫のトラブルから、炎症がおこり、ポリープを形成してしまうことがあります。
小さければ、内科療法で治療していきますが、大きい場合は切除が必要です。
直腸の出口付近に限られたしこりは直腸を肛門から引き抜き、腫瘍のない粘膜を目視して、切除します。
とったしこりは病理検査に提出して、腫瘍なのか、炎症なのかを診断してもらいます。
炎症性ポリープでは、手術後の再発や、他部位の多発を起こしやすいため、免疫抑制剤の継続的な投薬が必要です。
M.ダックスフンドの結直腸炎症性ポリープ
診断
・ 血便、便への血液の付着
・ しぶり
・ 軟便、便形状の変化(細くなる)
・ 通常一般状態には変化なし
・ 腸管内腔に突出する隆起物が触知される
・ 腫瘤病変の肛門からの位置、方向、直腸の狭窄の程度、易出血性などを確認。
・ 炎症とポリープの程度、大きさ、広がり、肛門からの距離/方向を確認
・ 内視鏡下生検
外科的治療
・ 中程度以上の症例では第一選択。
・ 粘膜を超えて筋層以上に浸潤している場合には全層プルスルー
・ 病変が結腸上部にまで浸潤している場合は開腹下手術を併用。
※ 術後は、再発予防としてリマダイルの投与、食事管理を継続する。
内科的治療
一般的には内科療法に対する反応は悪く、初期の軽症例や外科的治療と併用して用いる。
・ プレドニゾロン2-4mg/kg/dayから開始し、徐々に漸減。
・ ステロイドのみでのコントロールがうまくいかない場合
・ シクロスポリン 5-10mg/kg sid
・ 軽症例、ステロイド漸減終了後、外科的な病変部切除後。
・ リマダイル 4.4mg/kg/day
・ 他の治療と併用して
・ メトロニダゾール 10-20mg/kg bid
・ 大腸IBDに対して
・ 低アレルゲン食:アミノプロテクトケア、低分子プロテイン
低脂肪食 :消化器サポート(低脂肪)