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糖尿病

糖尿病

インスリンの役割、病気の仕組み、症状、犬と猫での特徴、糖尿病性ケトアシドーシス、検査、インスリン治療、注射の仕方、ごはんについてまとめました。
注射の仕方については、病院でも詳しくご説明、ご指導いたします。

食べているのに痩せていく、水を飲む量とおしっこの量が多いなど、気になる症状がございましたらご来院ください。

 

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〈インスリンとは〉

・血糖値を下げる、唯一のホルモンです。

・血中の糖を体の細胞に取り込ませることで、血糖値を下げます。

・インスリンは膵臓で作られます。

 

〈糖尿病になると〉

・インスリンがが足りなくなる、または効かなくなり、血中の糖が吸収されなくなります。

・通常なら細胞は糖をエネルギーとして使いますが、取り込めなくなるので、体がエネルギー不足になります。

・足りないエネルギーを脂肪や筋肉を分解することで補おうとするので、急激な体重減少や、全身状態の悪化が起こります。

 

〈症状〉

・多飲多尿

・食べているのに痩せる

・嘔吐、下痢

・ふらつき

・膀胱炎になる(尿糖が細菌の栄養源になってしまう)

・腎臓や肝臓に負担がかかる

 

〈犬の糖尿病〉

原因

・自己免疫で膵臓が破壊され、インスリンの分泌ができなくなる、1型糖尿病が多いです。

・クッシング症候群の1割に、糖尿病が併発します。

特徴

・白内障を併発する

・感染症に罹りやすくなる

 

〈猫の糖尿病〉

原因

・インスリンが効きにくくなる、2型糖尿病が多いです。

・肥満、膵炎、腎臓病、口内炎や鼻炎などの炎症や、内分泌疾患(甲状腺機能亢進症、先端巨大症)、腫瘍、長期的なステロイド投薬でも引き起こされます。

特徴

・かかとをつけて歩く、足腰が弱まったように歩く(末梢神経障害)

・食欲がない場合は肝リピドーシスに注意が必要。

 

〈糖尿病性ケトアシドーシス〉

  • 脂肪や筋肉が分解されると、「ケトン体」がつくられます。
  • ケトン体が増えすぎると、体液が酸性に傾く「アシドーシス」という状態になります。
  • アシドーシスが続くと、心不全、多臓器不全、ショック状態になり、死に至ります。
  • 即座に点滴治療を行います。

症状

・吐き気

・脱水

・ぐったりする

・尿にケトン体が出る

 

〈検査〉

血液検査

・栄養状態(TP、ALB)、血糖値(GLU)、肝臓(GPT、ALP)、腎臓(BUN、CRE)、膵臓(LIP)、電解質(NaKCl)など

・血糖値曲線

尿検査

・尿糖とケトン体の有無、細菌感染がないか、腎臓の機能が落ちてないか

 

〈血糖値曲線とは〉

  • 食後にインスリンを打ってからの血糖値の変化を測定し、注射量が適切かを確認します。
  • 検査には半日かかるため、夕方までお預かりして行います。

 

〈インスリン治療〉

  • 食事と投薬は、毎日なるべく決まった時間に行います。
  • ごはんを半分以上残した場合は、逆に低血糖になってしまうので打たないでください。

 

〈注射の仕方〉

①インスリンを準備する。

空気が入り込んでいないか確認してください。

②皮膚を摘み、針の根元まで刺す。

注射漏れが起きた時にわかるように、アルコール消毒はしません。

③インスリンを注入し、漏れてないことを確認する。

 

〈ごはんの選択〉

  • 血糖値が急激に上がらないよう、ゆっくりと消化される、食物繊維の多いごはんを使います。
  • 高タンパク質、低炭水化物が望ましいですが、腎臓病を患っている場合には低タンパク質のものにします。
  • ごはんの時間や量は一定に保てると、血糖値の管理が容易になります。

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ヒルズ:w/d