診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
最近、東京大学の茂木先生の感染症のセミナーを受講し、細菌感染症の治療法を見直す必要があると、痛感しました。
BBC 大腸菌 10日で1000倍の耐性を獲得
https://www.bbc.com/japanese/47550568
ジムオニール ディストピア
人類はがんの告知ではなく、感染症の告知で頭を抱える事になる
感染=死
https://www.afpbb.com/articles/-/3034410
2050年には、がんで命を落とす人口を、細菌の感染症で命を落とす人口が上回るそうです。
また、細菌の種類によっては、使える抗生物質が限られているにもかかわらず、安易な使用を繰り返したことにより、耐性化を生み出し、さらに抗生物質が効かないという悪循環を生み出しています。
表面に起きた感染症は洗浄により、治療していく。
深部臓器に起こった感染症は広域スペクトラム(広く効果を持つ)抗生剤で治療を行いながら、培養同定(検体から細菌が生えるかを確認)し、薬剤感受性(どの抗生剤が効くかを、培地に薬剤ディスクを置き、阻止円を各人することで同定する)を行い、適切に抗生物質を変更していく。
ESBLや、メチシリン耐性ブドウ球菌などの人獣共通感染症も、検査を繰り返すたびに、身近になってきたなと痛感する様になってきました。
1ヶ月以内に抗生剤を使用した場合は耐性化することも多いそうです。
大腸菌、緑膿菌、クレブシエラなどは、人にも感染することもあります。
感染部位により、その症状は異なるかとは思います。
抗生剤を繰り返し飲んでるけど、症状が良くならないなどの事が有れば、ご相談ください。
薬剤感受性の一例です。
ブドウ球菌
Sが感受性;効く
R:耐性
多剤耐性菌で効くものがほとんどありません。VCM;バンコマイシンは最後に使う抗生剤で、特に腎不全などがある子は臓器障害を起こすので、使えません。