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腫瘍の治療

腫瘍の治療は大きく分けて、外科療法、化学療法、放射線療法に分かれます。

外科療法は大きなしこりを即座に取り切るメリットを持ちます。デメリットとしては、全身麻酔が必要な事、術後痛みを伴う事、顔面にできた腫瘍などでは術後に、外観に変化が出てしまうことなどが挙げられます。

化学療法は、抗がん剤を用いた治療で、血液系腫瘍(リンパ腫や肥満細胞腫など)や、全身性にできる腫瘍、外科手術だけでは転移してしまうことが明らかな腫瘍に用います。

放射線療法は、外科手術が及ばないところ(脳腫瘍や鼻腔内腫瘍など)で用いられます。

がんは大きくなると抗がん剤に対し、耐性(抗がん剤にがん細胞が打ち勝ってしまう能力)を獲得してしまうので、リンパ腫や肥満細胞腫などに対しても、しこりを外科的に取り除き、目に見えない小さながん細胞を抗がん剤でやっつけていく治療が近年では推奨されています。

 

人では骨髄バンクや、無菌の入院室があるため、強い抗がん剤や、多い量の抗がん剤での治療が可能ですが、犬猫では現実的には不可能なため、人の抗がん剤よりも、優しい薬用量で治療していくことで、わんちゃん、猫ちゃんが、生活を少しでも楽に、少しでも長く延命できるような治療内容を組んでいきます。

 

抗がん剤は増殖が活発な細胞をやっつけるので、がん細胞だけではなく、腸の細胞、骨髄の細胞にもダメージを及ぼします。

副作用として、抗がん剤投薬後2-3日で食欲不振や、吐き気、下痢を示したり、7-10日で骨髄内の白血球(バイキンと戦う細胞)を減らしてしまいます。

胃腸炎は起こることがわかっていればあらかじめ吐き気どめ、下痢止めなどで先手で治療していくことは可能ですが、白血球の減少に関しては、元気がない、発熱している、感染症を合併している状態になるため、早期に発見し、抗生物質を飲んでもらう必要があります。

自宅で体温測定をすることで、平熱を把握し(だいたい自宅だと37.5-38.5℃程度のことが多いです。)、1℃上昇したら、病院で白血球数を測定し、早期の治療につなげることが大切です。

また、がん治療中は皮下点滴、給餌などで、循環をよくし、エネルギーをサポートすることが非常に重要なので、看護はとても大変ですが、おうちで少しでも長く過ごせるよう、ご家族にご協力いただきながら手順などもご案内しています。

がんの子と向き合っていると思うと、気がめいってしまう事もありますし、毎日お世話すると休む時間も限られ、疲れてしまうこともあるかと思います。

優しく抱っこしてそばで寝てあげることや、撫でてあげてゆっくり過ごす時間、お散歩に行く時間は病気であることを忘れ、元々の家族と思って接してあげてください。

新松戸 さだひろ動物病院