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指や足先にできるがん🌹趾端の腫瘍

犬猫の趾端の腫瘍

犬の趾端の腫瘍には、扁平上皮癌、悪性黒色腫、軟部組織肉腫、肥満細胞腫などがあります。

一方、猫の趾端の腫瘍はほとんどが悪性で、扁平上皮癌や肺癌の趾端部への転移病巣が見られることがあります。

猫の場合、原発病巣が小さくても全身の評価を行い、治療方針を決定することが大切です。

腫瘍の種類と治療

趾の扁平上皮癌は、他の皮膚で発生するものよりもさらに悪性です。

根治治療には、基節レベルか中手指骨または足根指節関節での切断が必要です。

犬の指端腫瘍は一般的で、猫ではまれです。

犬の良性腫瘍には組織球腫や形質細胞腫、皮脂腺上皮腫があり、悪性腫瘍には扁平上皮癌や血管周皮腫、悪性黒色腫、線維肉腫などがあります。

手術と回復

治療の目的は根治で、治療法には趾の切断やリンパ節の摘出が含まれます。

手術のポイントとしては、完全切除を目指した切除範囲の決定、術中の出血処理、切断端の処理、皮膚形成と縫合、隣接指の血管の温存が挙げられます。

第2趾は最外側趾で、体重負荷が軽く、運動機能障害はほとんどありません。

指のみにがんが限局している場合には、術後は再発や機能障害が見られず、順調に回復することが多いです。

術後のケア

一方、第3、4趾は体重の負荷がかかる部分なので、術後に負荷をかけづらいことがありますが、適応することが多いです。

術後は清潔に保ちにくい部位なので、傷が癒合するまでの間、洗浄が必要です。

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