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股関節の病気🦴🦴大腿骨無菌性壊死症-レッグペルテス病

大腿骨の頭側の部分の
大腿骨頭の血流が少なくなる事で骨への栄養不足が生じて、
大腿骨頭の変形が起こり、
骨折してしまったり、
股関節が脱臼してしまう病気です。


痛みから、後ろ脚を上げてしまったり、
股関節を伸ばすのを嫌がるといった症状が見られます。

🐻びっこや、不自然な歩き方、走り方をしていたら、動画の撮影をお願いいたします。


成長期の犬で発症することが多いので、
好発犬種であるトイ・プードルやポメラニアン
半年齢から1歳の子で上記の症状が見られた場合には注意が必要です。


レントゲンで股関節を様々な方向から撮影して、
球体の大腿骨頭の形が歪になっていないか、

脱臼がないかを評価して診断を下します。

 

骨の変性には時間がかかるため、ある程度症状が進んでから診断が出る事も多いです。

基本的に壊死した骨は元には戻らないため、
壊死部分を外科的に切除して取り除く事が治療になります。

病気が進行した場合、犬は罹患した足を使わないので筋肉が萎縮していきます。筋肉が薄くなると、適切な手術をしても、足をつけなくなってしまうので、疑わしい段階でも積極的なリハビリは必要です。

 

股関節 レッグペルテス病

 

 


外科治療は

大腿骨頭切除術と呼ばれる術式で、小型犬で適応となります。

股関節に擦れる大腿骨頭を切り落とし、偽の関節を作り、

痛みから救済することで日常生活を送りやすくします。

 

 

尚、この術式では疼痛から回復し、約70%以上の歩行が改善するので、

痛みにずっと耐えなくてはいけない、

鎮痛剤の長期服用が必要となりそうな症例では外科手術のご案内をしています。

大きな血管もないため、出血のリスクなどは少ないです。

大体骨頭の切除範囲が少ないと、股関節に擦れた時に痛みを生じてしまうため、

切除後は術中に股関節と大腿骨を動かして、擦れないかを確認しています。

坐骨神経が大腿骨の後ろを走っているため、術後、神経異常が出ていないかを、

立ち姿勢や、反射で確認します。

術後早期にリハビリを開始して、筋力低下も同時に防ぐよう心がけています。

 

股関節や、大腿骨の病気

さだひろ動物病院