診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
人の抗がん剤治療と比べ、動物の場合は可能な限り入院せずに、副作用なく生活の質を重視した治療計画を組みます。
白血病、リンパ腫などの全身性腫瘍や、悪性度が高い腫瘍を治療します。
腫瘍に種類によって、抗がん剤が効きやすいものと効きにくいものがあります。
効きやすい抗がん剤治療を行った場合と、無治療の場合だと平均的な生存期間に、3倍ほど差が出ると言われています。
少しでも長く生きられるようにという目的で、治療します。
①化学療法
血管から全身に抗がん剤を投与して、全身のがん細胞の増殖を抑制します。
②外科療法
がんの病巣を物理的に取り切ります。
全身麻酔が必要です。
③放射線療法
放射線、正常な細胞を温存しながら、がん細胞を殺傷します。
全身麻酔が必要です。
がん細胞は増殖するために、常に細胞の分裂が行われています。
この分裂している細胞にダメージを与えることができるのが、抗がん剤です。
そのため、正常細胞でも分裂している細胞であれば同じようにダメージを与えてしまいます。
主な副作用は、下記です。
・骨髄
血液細胞を作っていますが、新しい赤血球・白血球・血小板が作られなくなってしまいます。
・腸の粘膜細胞
胃腸の粘膜が剥がれ、吐き気や食欲不振がおこります。
・毛根の細胞
脱毛が起きたり、毛が薄くなります。
人間とは違って毛が無くなることはないので、脱毛が目立つことはほとんどありません。
動物の抗がん剤は、延命よりもご家族との普段通りの生活をより維持できるかを目指すため、
薬の量を少なく、副作用が軽度なものを選びます。
ひどい吐き気や、脱毛といったものはあまり見られません。
一般的には80%くらいの子で副作用は出なく、20%くらいの子で軽度の副作用が出るくらいの量から始めます。
入院が必要になる重度な副作用が出る子はほとんどいません。
薬の種類によりますが、週1回、2週に1回のペースでご通院していただきます。
副作用
吐き気や下痢などの消化器障害や、ふらつきなどの神経症状が出ることがあります。
日中お預かりで検査をしますので、午前中にご来院していただきます。
副作用
投与後3〜5日に血便をすることがあります。
日中お預かりで検査をしますので、午前中にご来院していただきます。
副作用
まれに、出血性膀胱炎を引き起こすことがあります。
血尿をします。
この抗がん剤を投与したときは、おしっこを我慢させずに、促す工夫が必要です。
どの抗がん剤も、投与したその日は毒素が排泄される為、うんちとおしっこは直接触らないようにしましょう。