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歯周病🦷スケーリング🦷

 

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歯石の蓄積とその影響

歯石が溜まると、歯周病に進行し、歯肉の退縮、歯根と歯肉の隙間の形成が起こります。これにより、歯肉内に歯周病菌が侵入し、感染が体内に広がるリスクが高まります。

鼻腔への感染拡大は、鼻水の増加やくしゃみなどの症状を引き起こし、根尖膿瘍による目の下の皮膚の腫れや出血、食事後の呼吸困難などの深刻な問題を引き起こすことがあります。

 

治療法と予防

治療は全身麻酔下で、不安定な歯を抜去し、開いた歯肉を縫合すること、及び残存歯の徹底的なスケーリングによって、再発を防ぐことにあります。

内科療法としての抗生剤の使用は、耐性菌の発生という問題を抱えています。これは将来的に深部組織の感染症で抗生物質が効かなくなる体質へとつながる可能性があります。

 

無麻酔スケーリングのリスク

無麻酔スケーリングでは、機材による目の傷害や、処置中の緊張で心臓への負担が増加するリスクがあります。また、歯の裏面まで処置が困難であり、完全なケアが難しいです。

安全な全身麻酔とスケーリングを行うためには、肝臓や腎臓の機能、呼吸や循環器系の状態を評価するための血液検査や胸部レントゲンが不可欠です。手術とスケーリングは通常、30分から40分で完了し、家に帰った後もガーゼによるブラッシングで残りの歯を綺麗に保つことが推奨されます。

 

 

 


ここからは、愛玩看護師用資料です🌸

 

🧤 安全な準備 🧤

• ガーゼの使用 🧻: 滑り止めとしてガーゼを使用し、ペットの歯茎をしっかりと見えるようにしましょう。これにより、処置中の安定感が増し、より正確な作業が可能になります。
• 手ブレ防止 ✋: 右手の小指を適切な場所に置くことで、手の安定性を高め、ブレを防ぎます。安定した手は、より精密な操作を可能にします。

 

🚫 洗浄後の対応 🚫

• 喉へのガーゼの挿入 🧵: 抜歯鉗子を使ってガーゼの先端を喉に入れ、洗浄時にかすや液体が気管に入らないようにします。これは、誤って液体が気管に入ることを防ぐための重要なステップです。

• ヒダの使用 🐕: ヒダをペットの口角に噛ませることで、処置中の口内の安定性を向上させます。

 

 

🦷 効率的なスケーリング 🦷

• 視野の確保 🔍: スケーリングを行う際は、あらゆる指を利用して、一度に多くの歯が見えるようにします。これにより、処置にかかる時間を短縮し、麻酔の効果が切れるのを防ぎます。
• 一気にスケーリング 🌪: 見えている歯に対して一気にスケーリングを行い、その後で視野を取り直します。これは、時間効率を考えたアプローチで、一本ずつ行うよりもずっと速く完了させることができます。

• 「引き」での確認 🔎: 全ての歯がきれいになったかは、「引き」で見て確認します。これは、全体的なクリーニング状態を評価するための重要な手段です。

 

特に臼歯の内側は見落としがちなので、大きく口を開けて確認しましょう。