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足のかゆみ

肉球周りに異常がある場合

 →まずは、どこに異常があるのかを探してください。

肉球自体にあるか、

肉球と皮膚の境目にあるか、

肉球同士の間にあるかによって、

病気の種類が違ってくることがあります。

 

 →次に、病気の部分の色を確認します。

色を見ることで、炎症があるかどうかが分かります。

赤い色炎症があることを示し、

黒い色は長く続いた炎症の結果できることが多く、

白い色腫瘍や免疫疾患のときによく出ます。

 

色を確認することで、何の病気かを判断することができます。

 

・最後に、付着物の色や質感を確認します。

付着物とは、病変の表面に付いているもので、

湿性か乾性かによって病気の状態が分かります。

湿性の付着物がある場合、表面的に炎症があることを示しています。

膿皮症」や「マラセチア皮膚炎」、「アレルギー性皮膚炎」などの病気にかかっている可能性があることが示されています。

 

一方、乾性の付着物の場合、乾燥など肌質の異常を表している可能性があります。

 

異常を見つけた場合は、痛みや乾燥、痒みなどの異常にも気づくことができます。

これによって、どのような病気があるのかを特定し、適切な治療法を見つけることができます。

 

肉球が腫れている場合には、炎症が広がって、痒みだけでなく痛みも出ているサインです。

肉球間の出血が見られる場合は、

深いところまで病気が広がっている可能性があることを示しています。

肢の1箇所だけに症状が出ている場合は、感染症が疑われます。

真菌症は、子猫の感染症で多く見られます。

子猫を新に迎え入れたときも注意する必要があります。

 

・高齢の犬や猫には、色素脱が見られることがあります。

色素脱とは、毛や皮膚の色が薄くなり、

グラデーションのように白、灰色、黒になることを指します。

この症状がある場合、上皮向性リンパ腫が疑われます。

色素脱は、炎症によってメラニン色素が減少し、元々の色よりも白くなる症状を指します

・アレルギー疾患と併発して、荒れた皮膚に、疥癬やノミ、膿皮症、マラセチア皮膚炎などの

二次感染を起こすことがあります。

左右対称性の皮膚炎がある場合は

アレルギーが背景に隠れていないかを確認しています。