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🌸猫ちゃんの腎臓病について🌸

 

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※右にスワイプしていただくと、このまま全てのスライドがご覧いただけます。

猫ちゃんの腎臓病について、インスタグラムのアカウントにて詳しく説明しています。

現在闘病中の方はよかったら、参考にしてみてください

当院ではラプロスの投薬や、早期に腎臓病の処方食を開始した方が良いのか、定期的な血液検査や、超音波検査で、病態を把握して、ご案内しています。
進行してしまった子ではご自宅での皮下点滴もご案内しています。

腎数値の上昇は腎臓病以外にも、急性腎不全の初期(尿管に結石が詰まったり)でも上昇することがあります。

当院では腎数値が上がった子には画像検査も組合わせて、腎臓内部の構造や尿管、膀胱の構造を確認しています。

慢性腎臓病(高齢の猫で徐々に腎臓の機能が落ちてくる)では機能できる腎臓が25%以下に低下することで、血液検査のクレアチニンが上昇してきます。

尿管結石では、腎臓から尿が膀胱へ運ばれる経路で結石が詰まることで、尿が腎臓内にたまり、水腎症を引き起こします。
猫は症状を隠すのがとても上手な動物なので、初期は「なんとなく元気がない」「食欲が落ちている」などの症状しか示さないことが多いです。

慢性腎臓病の場合は、初期はラプロスの1日1〜2回の投薬で、腎臓の血管を拡張させ、血液から尿を生成しやすくさせる治療を行います。
尿毒素を効率よく血液から尿へろ過することを期待しています。
セミントラも血管を広げるお薬ですが、ラプロスとは少し作用点が異なるので、ラプロスと組み合わせて処方することもあります。

腎臓は効率よく水分を体にため、毒素だけを体外に出す機能を持つので、健康な子では濃縮した尿を作れますが、腎臓病の子はうまく濃縮することができないので、初期は薄く大量の尿をする事が多いです。
病期の進行とともに脱水も進行していくため、進行した場合には、皮下点滴が必要になります。
いずれ毎日必要になる事も多いので、当院では、ご自宅で出来る皮下点滴もご案内しています。

 

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フードに関しては、タンパク質や、塩分が影響してしまうので、タンパク質を制限した処方食を食べてもらう必要があります。
ただ、尿毒素が溜まった子は胃炎を合併する事も多く、美味しくないご飯を受け付けない事も多いです。

ティーパックに鰹節を入れて、袋の中で降る事で、ドライフードに香りを移してあげる事や、ささみの煮汁をウェットフードにかけてあげるなどの工夫がオススメです。

松戸 さだひろ動物病院