診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
こんにちは。今回は、当院で治療中の猫ちゃんについてお伝えします。約1週間かけて食欲不振や体重減少などの胃腸症状が現れ、当初は
IBD(炎症性腸疾患)や
小細胞性リンパ腫
が疑われましたが、
病理検査でIBD
と確定しました。
猫ちゃんは1週間ほどかけて徐々に食欲が落ち、体重も減っていました。微熱や便の状態の変化も見られ、超音波検査では腸管やリンパ節の変化が認められました。
また、症状が重なる点から、念のためFIP(猫伝染性腹膜炎)の除外検査を行い、結果は
陰性
となりました。
開腹手術により一部の腸管やリンパ節を生検し、最終的に
IBD
と診断されました。
リンパ節の摘出
腸生検後の縫合
縫合部治癒促進のため大網を移植
現在は、下記の治療・管理を行っています。
今後も定期的に状態を確認しながら、猫ちゃんのQOL(生活の質)を維持していきます。投薬や食事に関する指示はしっかり守っていただき、体調に変化があれば早めにご相談ください。
1週間で進行した胃腸症状は
IBD
と診断され、FIPや小細胞性リンパ腫の可能性は除外されました。今後も治療と管理を続け、猫ちゃんの快適な生活をサポートしていきます。