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【看護師の卵応援】🐣💗愛玩動物看護師 第3回予備試験(2024/10/6) 問1~問12 解答・演習問題

愛玩動物看護師 第3回予備試験(2024/10/6) 問1~問12 解答・演習問題

以下は問題(問1~問12)の正解と、その内容に関連した演習問題、および解説です。

問1 リボソームの機能はどれか

  1. 遺伝情報の保持
  2. ATPの産生
  3. タンパク質の合成
  4. 光合成の実施
  5. 異物の分解

✨ 正解:3) タンパク質の合成

💡 解説:リボソームはmRNA情報に従いアミノ酸を結合し、タンパク質を合成する小器官です。

【関連演習問題】

細胞内消化に関わる小器官はどれか。

  1. ゴルジ体
  2. リソソーム
  3. 小胞体
  4. ミトコンドリア
  5. 中心体

🌸 正解:リソソーム

🔎 解説:リソソームは加水分解酵素を含み、不要物質を分解します。

問2 DNAに含まれない塩基はどれか

  1. アデニン(A)
  2. グアニン(G)
  3. チミン(T)
  4. ウラシル(U)
  5. シトシン(C)

✨ 正解:4) ウラシル(U)

💡 解説:DNAはA,T,G,Cで構成され、UはRNA特有の塩基です。

【関連演習問題】

RNAに含まれない塩基はどれか。

  1. アデニン(A)
  2. ウラシル(U)
  3. チミン(T)
  4. シトシン(C)
  5. グアニン(G)

🌸 正解:チミン(T)

🔎 解説:RNAはA,U,G,Cを塩基とし、Tは通常含みません。

問3 支持組織はどれか

  1. 皮膚
  2. 骨格筋
  3. 耳下腺

✨ 正解:4) 骨

💡 解説:骨は結合組織の一種で身体を支持し保護します。

【関連演習問題】

次のうち、軟骨組織に分類されるものはどれか。

  1. 表皮
  2. 肝臓
  3. 硝子軟骨
  4. 骨格筋
  5. 腎臓

🌸 正解:硝子軟骨

🔎 解説:硝子軟骨は関節軟骨や気管軟骨などに存在する支持組織です。

問4 小腸を構成する部位の正しい順序はどれか

  1. 十二指腸 → 空腸 → 回腸
  2. 十二指腸 → 回腸 → 結腸
  3. 空腸 → 回腸 → 盲腸
  4. 空腸 → 結腸 → 直腸
  5. 回腸 → 結腸 → 直腸

✨ 正解:1) 十二指腸 → 空腸 → 回腸

💡 解説:哺乳類の小腸は十二指腸、空腸、回腸の順です。

【関連演習問題】

大腸を構成する部位の一般的な順序はどれか。

  1. 盲腸 → 結腸 → 直腸
  2. 盲腸 → 直腸 → 結腸
  3. 結腸 → 盲腸 → 直腸
  4. 直腸 → 結腸 → 盲腸
  5. 十二指腸 → 結腸 → 直腸

🌸 正解:盲腸 → 結腸 → 直腸

🔎 解説:多くの哺乳類で大腸はこの順序で構成されます。

問5 グルコース代謝の流れはどれか

  1. 電子伝達系 → 解糖系 → クエン酸回路
  2. 解糖系 → 電子伝達系 → クエン酸回路
  3. 解糖系 → クエン酸回路 → 電子伝達系
  4. クエン酸回路 → 解糖系 → 電子伝達系
  5. クエン酸回路 → 電子伝達系 → 解糖系

✨ 正解:3) 解糖系 → クエン酸回路 → 電子伝達系

💡 解説:解糖系は細胞質、クエン酸回路と電子伝達系はミトコンドリア内で行われます。

【関連演習問題】

解糖系は細胞内のどこで行われるか。

  1. 細胞核
  2. ゴルジ体
  3. 細胞質基質
  4. ミトコンドリアマトリックス
  5. ミトコンドリア内膜

🌸 正解:細胞質基質

🔎 解説:解糖系はミトコンドリア外の細胞質基質で行われます。

問6 抗利尿ホルモンはどれか

  1. グルカゴン
  2. インスリン
  3. バソプレッシン
  4. オキシトシン
  5. プロラクチン

✨ 正解:3) バソプレッシン

💡 解説:バソプレッシン(ADH)は腎臓での水分再吸収を促し、尿量を減少させます。

【関連演習問題】

心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)はどのような作用を持つか。

  1. 血圧上昇
  2. ナトリウムと水分の排出促進
  3. 血糖値上昇
  4. 胃酸分泌抑制
  5. タンパク質合成促進

🌸 正解:ナトリウムと水分の排出促進

🔎 解説:ANPは利尿・降圧作用を持ち、血圧・血液量を下げる方向に働きます。

問7 哺乳動物で一般的な頸椎数はどれか

  1. 5
  2. 6
  3. 7
  4. 8
  5. 9

✨ 正解:7

💡 解説:哺乳類は基本的に頸椎が7個です。

【関連演習問題】

哺乳動物で比較的一定数を保つ椎骨はどれか(犬では3個が融合)

  1. 胸椎
  2. 腰椎
  3. 仙椎
  4. 尾椎
  5. 頸椎以外はすべて不定

🌸 正解:仙椎

🔎 解説:仙椎は融合して仙骨を形成し、数が比較的一定です。

問8 犬の正常な子宮の形態はどれか

  1. 重複子宮
  2. 弓状子宮
  3. 単一子宮
  4. 双角子宮
  5. 中隔子宮

✨ 正解:4) 双角子宮

💡 解説:犬は双角子宮を持ち、左右に子宮角が分かれます。

【関連演習問題】

ウサギやげっ歯類で見られる子宮形態はどれか。

  1. 重複子宮
  2. 双角子宮
  3. 単一子宮
  4. 中隔子宮
  5. 二分子宮

🌸 正解:重複子宮

🔎 解説:ウサギなどは重複子宮を持ち、子宮頸部が2つある場合があります。

問9 維持行動でないのはどれか

  1. 摂食行動
  2. 飲水行動
  3. 排泄行動
  4. 母性行動
  5. 身づくろい行動

✨ 正解:4) 母性行動

💡 解説:維持行動は生命維持(摂食・飲水・排泄・グルーミング)で、母性行動は繁殖関連行動です。

【関連演習問題】

グルーミング行動(身づくろい行動)はどのような役割があるか。

  1. 外敵からの防御
  2. 体温低下
  3. 体表の清潔維持・ストレス軽減
  4. 繁殖相手へのアピール
  5. 威嚇行動

🌸 正解:体表の清潔維持・ストレス軽減

🔎 解説:グルーミングは被毛や皮膚を清潔に保ち、リラックス効果もあります。

問10 犬の生後3~12週齢はどの発達段階にあたるか

  1. 新生子期
  2. 移行期
  3. 社会化期
  4. 若年期
  5. 成熟期

✨ 正解:3) 社会化期

💡 解説:社会化期は他生物や環境へ順応しやすい重要な時期です。

【関連演習問題】

犬の新生子期はいつまで続くか。

  1. 生後0~2週齢程度
  2. 生後3~5週齢程度
  3. 生後6~8週齢程度
  4. 生後12週齢以降
  5. 生後半年以降

🌸 正解:生後0~2週齢程度

🔎 解説:新生子期は感覚が未発達で、母犬への依存が強い時期です。

問11 犬で見られない問題行動はどれか

  1. 恐怖症
  2. 分離不安
  3. 母性攻撃行動
  4. 所有性攻撃行動
  5. スプレー行動

✨ 正解:5) スプレー行動

💡 解説:スプレー行動は主に猫の尿マーキング行動で、犬では典型的でありません。

【関連演習問題】

犬の分離不安はどのような状況で起こりやすいか。

  1. 飼い主と散歩中
  2. 飼い主が不在で留守番中
  3. 多頭飼育環境で他犬がいる時
  4. 交尾中
  5. 獲物追跡中

🌸 正解:飼い主が不在で留守番中

🔎 解説:分離不安は飼い主から離れた時に不安・問題行動が増える状況です。

問12 血液凝固に重要なビタミンはどれか

  1. ビタミンA
  2. ビタミンC
  3. ビタミンD
  4. ビタミンE
  5. ビタミンK

✨ 正解:5) ビタミンK

💡 解説:ビタミンKは血液凝固因子の合成に必須で、欠乏すると出血傾向が生じます。

【関連演習問題】

ビタミンK不足により起こりやすい症状はどれか。

  1. 夜盲症
  2. 壊血病
  3. 血液凝固障害
  4. くる病
  5. 貧血(ペラグラ)

🌸 正解:血液凝固障害

🔎 解説:ビタミンK不足は出血しやすくなる血液凝固障害を引き起こします。

がんばれ受験生!✨

試験勉強は大変ですが、ここで得た知識は、
将来、一緒に働く時に大切な患者さんに役立ちます。
焦らず、めげず、一歩ずつ前進していきましょう。
あなたの努力が、きっと動物たちの笑顔に繋がります。
がんばってください!🐾💗