診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
「猫の糖尿病治療、注射は大変…」と感じていた飼い主さんに朗報です。
1日1回、お口からあげるだけのお薬が登場しました。
センベルゴ® (一般名: ベラグリフロジン) は、猫の糖尿病を管理するために開発された新しい経口薬(飲み薬)です。これまではインスリン注射が主な治療でしたが、センベルゴ®は世界初の猫用SGLT2阻害薬として登場。1日1回の液体タイプをお口から与えるだけで、血糖値をコントロールできる画期的なお薬なんです。
センベルゴ®は、腎臓で糖分が血液に再吸収されるのをブロックするお薬です。余分な糖分がおしっこと一緒に排出されるため、血液中の糖(血糖値)が下がります。インスリンを使わずに血糖値をコントロールできるのが、このお薬のすごいところです。
センベルゴ®は、すべての猫ちゃんに使えるわけではありません。獣医師の診断のもと、適切な猫ちゃんに処方されます。
※治療を始める前には、必ず獣医師による詳しい検査が必要です。
用量: 1日1回、体重1kgあたり1mgを付属のシリンジで計って与えます。
タイミング: 毎日だいたい同じ時間であれば、食前・食後いつでもOKです。
味: 猫ちゃんが好みやすいハチミツ風味が付いています。
お薬を始めたら、飼い主さんの観察がとても大切になります。特に最初の2週間は、以下の点をチェックしましょう。
比較的安全なお薬ですが、副作用が起こる可能性もあります。
治療中に愛猫の体調が少しでもおかしいと感じたら、
(食欲がない、ぐったりしている、嘔吐するなど)
すぐに動物病院へ連絡してください。
早めの対処が、愛猫の命を守ることに繋がります。
この記事は一般的な情報を提供するものであり、診断や治療を目的としたものではありません。
愛猫の治療については、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。