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呼吸困難は、猫や犬などのペットが突然に見舞われる恐ろしい状況です。ペットたちは私たちと違って、自分たちの具体的な症状を言葉で伝えることができません。そのため、私たち飼い主が、彼らの行動や様子から異変を察知し、迅速な対応をとることが求められます。
今回は、ペットが呼吸困難になった場合の症状、原因、そして可能な治療方法について簡単に説明します。
まず、ペットが呼吸困難を経験しているとき、その症状に気付くことが重要です。呼吸困難の兆候は、鼻や口からの異常な呼吸音、速くて浅い呼吸、口を開けて呼吸する、体を異常に動かして呼吸をしようとする、などです。
また、肺や心臓に問題がある場合、青白いまたは灰色の舌や歯茎が見られることがあります。これらの症状が見られた場合は、獣医にすぐに連絡してください。
次に、ペットが呼吸困難になる原因を理解しましょう。これらの原因には、肺疾患、心臓疾患、横隔膜ヘルニア、気管虚脱、気管支炎などがあります。これらの疾患は、肺や気道、心臓の機能を低下させ、ペットが正常に呼吸することを妨げます。
ペットの呼吸困難を治療する方法は、原因となる病気によります。まず、ペットが十分な酸素を取れていないときには、酸素を提供する必要があります。これは特別な酸素供給装置を使用して行われます。
特定の薬物を使ってペットを落ち着かせ、呼吸を安定させることもあります。これは特にペットがパニックになったときや、急に息が苦しくなったときに有効です。
また、肺に問題がある場合、その病状を正確に把握するために、肺の画像を確認することがあります。そして、それに基づいて、適切な薬物治療を行います。例えば、肺に水がたまってしまう「肺水腫」の場合、それを取り除くための薬を使います。
最後に、とても重い呼吸困難の場合、ペットが自分で呼吸するのを助けるために人工呼吸器を使うこともあります。これらの治療方法はすべて、獣医師がペットの状態を見て決定します。ですから、ペットが呼吸困難を示す場合、すぐに獣医師に連絡してください。
ペットの呼吸困難は、緊急を要する症状の一つです。常にペットの健康状態を観察し、何か異常を感じたらすぐに獣医師に相談することが、ペットの健康を守る上で最も大切なことです。