診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
・腹部エコー:イレウスの確認(腫瘍と異物の除外)
・血液検査:腹痛があるときは必ず行います。
膵炎(LIP)と全身の炎症(CRP)の確認をします。(腹膜炎の除外)
・腹部エコー:イレウスの確認(腫瘍と異物の除外)
・レントゲン:プラスチック製の異物を確認
嘔吐は消化器疾患、腎疾患、神経疾患、内分泌疾患、悪性腫瘍など、多岐にわたる病態が原因で起こり得ます。また、一部の薬剤反応によっても引き起こされることがあります。
治療薬は大きく3つのカテゴリに分けられます:
1. 制吐薬
2. 胃酸分泌抑制薬および胃粘膜保護薬
3. 消化管運動改善薬
投薬量 -皮下または静脈内投与の場合は 1 mg/kg、経口投与の場合は 2 mg/kg。
嘔吐中枢を抑制し、強力な制吐作用を持ちます。副作用が少なく、幅広い原因の嘔吐に効果的です。
生後16週齢未満にはNG
血漿蛋白結合率が高い。同様の特徴の薬剤とは拮抗する
(NSAIDs
ループ利尿薬
炭酸脱水素酵素阻害薬(利尿剤)
ACE阻害薬
抗凝固剤)
投薬量 – 0.25~1 mg/kg 経口投与、1日2回。
消化管運動を促進し、胃腸運動障害による嘔吐に効果的です。
嘔吐の原因を明らかにすることが重要です。誤飲・誤食歴を確認しましょう。
マロピタントの皮下投与時は、沁みて、動物が動く可能性があるため、適切な保定が必要です。
メトクロプラミドの注射後には、稀に錐体外路症状(興奮、震えなど)が見られることがあります。注意してください。
スクラルファートの使用時は、一部の抗菌薬との相互作用に注意が必要です。投薬タイミングの調整を忘れずに。
嘔吐下痢をすると脱水になるため、皮下点滴をします。
錠剤の薬だと飲んでも吐いてしまうことがあるので点滴に混ぜることがあります。
犬🐶
1kgあたり50ml
猫🐱
max150mlまで
開口呼吸している場合、緊張している場合は60-70%ぐらいで少なめの容量にします。
注射薬
・プリンペラン 1A/250ml
・ガスター 0.1ml/kg
・セレニア 0.1ml/kg
嘔吐、吐出
吐出
未消化の食べ物
ノーモーションで吐く
常に食後すぐに吐出するわけではない。
吐出の可能性がある場合は胸部レントゲン、食道造影レントゲン→食道の狭窄、拡張を評価する。
レベル3
急速な状態悪化の可能性がある嘔吐
胃捻転・腸捻転、重積、穿孔のおそれがある異物摂取、イレウス
消化管穿孔、出血性腸炎、パルボウイルス性感染症
発熱、腹部の圧痛、腹囲膨満、鼠径部の腫脹、臍部のしこり(嵌頓ヘルニアの可能性)CRPの上昇
舌下の異物にも注意
腸重積
若齢の回盲接合部が多い
回腸–結腸
空腸–空腸
腸重積
若齢の回盲接合部が多い
回腸–結腸
空腸–空腸
催吐処置
トランサミン25-50mg/kg IV
レベル2
体重減少
臨床的に問題となる頻度で慢性的な嘔吐
全身状態はそれほど悪くない
炎症性胃腸炎、膵炎、胆管炎、異物、胃潰瘍、腫瘍、
薬物誘発性、食物アレルギー
まずはレベル3の除外(時間の余裕ができる。CRPの上昇が見られる時は特に注意して除外する)ただし、炎症性腸疾患でも上がる。
検査により、肝・胆道系疾患、膵炎の探索。検査で判明しないことも。
早期に除外
寄生虫疾患、薬剤誘発性(ステロイド、NSAIDs)、食事アレルギー
腹部造影X線検査、膵リパーゼ、Glu,Ca,電解質、NH3、TBA、非侵襲的検査。
診断つかなければ
まずは1週間制酸剤で経過観察
改善なければ麻酔をかけて検査
内視鏡、CT検査、(試験開腹)
炎症性腸炎、胃潰瘍、胃がん、上腹部腫瘍
レベル1
経過観察可能
特に原因がない一過性の嘔吐
空腹時嘔吐、過食、乗り物酔い
改善なければ検査へ
嘔吐の場合、低ナトリウム血症になりやすい。
血中ナトリウム濃度が120mEq/l以下→急性に補正すると脳障害を起こす
Naの補正速度0.5mEq/l/hrを超えないように
元気な犬が吐く
空腹時嘔吐
早朝に多い。
対応 : 食事回数を増やす
急いで食べて戻す→食事を小分けにする
食物不耐性、アレルギー→フードの変更を