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ペットの痛みを見逃さない:前肢跛行の原因と治療

🐾 愛犬の前肢跛行:原因と初期検査 🐾

愛犬が前肢で跛行するのを見ると心配になりますよね。原因は滑膜の炎症や関節軟骨の消耗など多岐にわたります。特に、肩甲骨の周りや上腕骨の近位部、橈骨の遠位部の腫れは、腫瘍性疾患の可能性を示すことがあるため、獣医師はこれらの部位を慎重に触診します。

また、肩関節の不安定症は特に中〜高齢の小型犬で見られることがあります。片方の足に問題がある場合、反対側にも潜在的な問題があることが多く、触診と単純X線検査が診断に役立ちます。

🤕 肩甲骨周囲の腫瘍とその検査法 🤕

中〜高齢の大型犬では骨肉腫が好発することが知られています。骨肉腫は上腕骨の近位部や橈骨の遠位部に生じやすく、肩甲骨周囲の腫瘍を見逃さないためには、棘上筋や棘下筋の大きさや硬さの左右差に注目する触診が重要です。

免疫介在性関節炎や手根関節の腫脹も、中〜高齢の小型犬で見られることがあり、関節液検査が診断に必須となります。

🚑 頸部痛の検出と注意点 🚑

「歩きたがらない」「ぎこちない歩き方」などの症状は、中〜高齢のペットにおける頸部痛の可能性を示しています。獣医師は頭部の側方を圧迫して疼痛を検出し、頸椎を左右に屈曲させた際の痛みを確認します。特に若齢のトイ犬種では環椎不安定症のリスクがあるため、単純X線検査で安全を確認することが重要です。

🐕‍⬛ 神経疾患による前肢跛行と診断 🐕‍⬛

前肢跛行は骨や関節疾患だけでなく、神経疾患によっても引き起こされることがあります。椎間板ヘルニアや脊椎症、腫瘍などが原因で、片側の前肢に挙上や跛行を引き起こすことがあります。これらの症状を示した場合、CTやMRI検査へ進むことが推奨されます。

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