診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
免疫介在性疾患(IMHAやITPなど)の治療では、免疫抑制剤の使用ガイドラインがないのが現状です。以下のような薬剤が使われます:
プレドニゾロンは、免疫介在性疾患治療の基本となる薬剤です。免疫応答の幅広い部分に作用し、即効性があります。
使用法:
注意点:副作用(多飲多尿、体重増加など)があるため、慎重なモニタリングが必要です。
MMFは、T細胞とB細胞の両方を抑制する免疫抑制剤で、近年注目されています。
利点:
使用法:10~20 mg/kg BID(1日2回)。
注意点:消化器症状(嘔吐・下痢)が約24.4%の患者で発生。低用量から開始し、副作用を抑える工夫が必要です。
シクロスポリンは、主にT細胞を抑制する薬剤で、アトピー性皮膚炎や免疫介在性疾患の治療に使用されます。
特徴:
免疫介在性疾患(特に緊急性が高いIMHAやITP)の治療において、IVIGは重要な役割を果たします。
使用例:
注意点:副作用(アレルギー反応や血栓症)があり、高コスト(0.5 g/kgで約3万円以上)であるため、慎重な判断が必要です。
経済的な制約を考慮した場合、以下の治療費を参考にしてください(10kgの犬1か月分):
免疫介在性疾患の治療では、ステロイドを基軸とし、各薬剤の特性を理解して使用することが重要です。また、患者の状態や飼い主の経済的負担を考慮し、治療計画を立てましょう。