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口のがん🌼食べられない、痛い、猫の口腔内扁平上皮がん🌼

猫の口のがんは、
扁平上皮癌と呼ばれる

悪性腫瘍が多く、

骨を破壊しながら、

周囲に広がっていきます。

痛みも激しく

食事を摂りたい意思はあるのに、ためらってしまったり、

痛みのせいで、動けなくなってしまったり、うずくまってしまうなど、

決して楽ではない日常生活と向き合っていかなくてはならない苦しい病気です。

また、腫瘍部分に細菌感染を起こし、悪臭を放つこともあります。

余命は約1〜3ヶ月と言われ、

この期間をどのように猫ちゃんに過ごさせてあげたいかを飼い主様に考えていただき、

治療計画を立てます。


扁平上皮癌に著効する抗がん剤は現時点ではないため、

内科治療では

鎮痛剤や、

分子標的薬(トセラニブ;商品名パラディア)

が選択肢となりますが、腫瘍そのものを小さくすることはできません。


外科治療

顎骨を腫瘍ごと切除することで、猫ちゃんを疼痛から解放することを目的とした手術です。

数年単位での延命は見込めず、数ヶ月から、1年程度の延命を期待する治療です。

上顎骨は、目や、頬部まで及んでいる場合や、真ん中を超えて広がる腫瘍は切除することができません。


下顎の場合は比較的適用範囲が広く、

舌の根本や、顎関節を越えていなければ、

手術適応となります。

 

大きな血管をしっかり結紮して顎を切断していきます。

食道チューブの設置

術後の栄養ルートとして、食道チューブを設置します。


手術に伴う合併症

①3から5日目の傷の離開

口腔内部は常在細菌が存在するため、

衛生的な傷の管理が困難です。

術後、3-5日程度で、縫合した部位が感染により、開くことがあります。

適切な抗生剤の選択や、

イソジンゲルなどの消毒剤を用いて、肉芽組織を形成させることで治癒に導くようにしています。

再手術はせず、内科療法で管理します。

 

術後はペットシーツを巻いたカラーで、唾液を吸収させるように管理すると綺麗に保てます。

②残存犬歯の移動

残った顎が真ん中にずれて、上顎に刺さってしまうことがあります。

ドリルで丸くします。

 


③舌根部の腫脹

切断された唾液腺が膨らみます。1週間ほどで引きます。

 

 

④舌が短くなる

切除範囲が大きいときは、

舌への栄養血管も巻き込まれていることも多く、

術後に舌が短くなることがあります。

食事には影響が出ないことが多いです。


病理検査に提出し

取り切れているかどうかの診断を仰ぎます。


🐈食道チューブの使い方

術後すぐから栄養をしっかり入れてあげましょう。

 

詳しくはこちら▶️

 

 

 

猫の口のがん

扁平上皮癌

さだひろ動物病院