診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
外科手術を受けられる患者様へ
手術はご予約制です。
日付が変わったら 食べ物はあげないでください
お水は朝起きたら下げてください
手術日の1週間以内に検査を行っている場合は当日の検査はありません。
※当日の検査の場合は、検査終了したら、飼い主様へご連絡し、結果をご報告します。
※飼い主様には、覚醒した段階で一度お電話にてご連絡しています。
犬に対して、ATR、BPRE、PROPを静脈注射します。特にBPREは手術の1時間前に投与することもあります。PROPは60秒かけてゆっくりと投与します。
猫🐱3.5〜4.5
小型犬🐶4.5〜5.5
ダックス6.0〜7.5
大型犬🐶7.5〜9.0
PROPの投与が始まったら、動物がウトウトし始めたらすぐにカラーを外し横に寝かせます。呼吸が止まっていないかを確認しつつ、顎の力が抜けているかをチェックします。
気管が真っ直ぐになるように頭を前方に伸ばし、左手で猫では口角、犬では犬歯の後ろを持ちます。右手で前足が動かないように上から抑えます。
術者が下顎を持って開口させるので、それに引っ張られないように頭を上に向けます。
① バイトブロックの設置:バイトブロックをチューブの上に入れます。
② 気管チューブの固定:固定紐を後頭部で蝶々結びにします。
③ カフの調整:カフを耳たぶほどの硬さに膨らませます。
④ 蛇管の接続:蛇管を接続してバルブを「クローズ」「自動」に設定します。
⑤ 酸素の投与:猫は1、犬は5kg未満で1、5kg以上で2の量を酸素として投与します。
⑥ 自動呼吸器の設定:ベンチ(自動呼吸器)のスイッチを入れ、送気量を体重の10倍(切り上げ)の容量に設定します(例: 3.4kgの場合は40ml)。状態により、送気量を2倍まで増やすことが可能です。つまみを時計周りに回すと換気量が増えます。最大まで回した後、それ以上回らなくなると、左の「INSP.TIME(送っている時間)」を上げて、再度つまみで調整します。
⑦ 肺気圧の確認:肺気圧が適切かチェックし、異常値の場合はアラームが鳴ります。低酸素状態の場合は気圧を上げ、20以上になると肺が破裂するリスクがあるため注意が必要です。
⑧ 心電図の取り付け:右前肢には赤、左前肢には黄色、右後肢には黒、左後肢には緑の端子をつけます。ただし、当クリニックには黒端子がないため、代わりの処置が必要です。端子をつけた後、アルコールスプレーで端子部分を濡らし、心電図が正しく取れているかをモニターで確認します。
⑨ 舌にSpO2センサーの設置:マスクや顔周りの処置でセンサーをつけられなかった場合は、指の間か耳にセンサーを配置します。
10、体位の調整:気管チューブが捻れると気管が傷つく可能性があるので注意します。首が曲がらないように支えながら動かし、コード類が体の上を通らないように配置します。手足と体軸を左右対称に保ち、胸骨と背骨を触って体軸を確認します。保定紐は手で線を引くように位置を確認します。
11、体温計の挿入:直腸に体温計を挿入します。オペ中に体温計が抜けたり、お尻周りのオペを行う場合は、上顎に沿って食道に体温計を挿入します。
血圧カフの設置:留置カテーテルを挿入している手には血圧カフをつけません。カフのコードが指先側に来るようにカフを装着し、モニターの「測定開始」ボタンを押して測定を開始します。
13、点滴の接続:点滴が届かない場合は延長チューブを使用します。流量は通常5倍までにし、最大で7倍まで可能ですが、心臓に負担がかかります。元々心臓の問題を持つ動物の場合、ドパミン入りの点滴パックを別に用意し、血圧維持を図ります。流速は5ml/kg/hrです。
250mlの場合はドパミン0.45ml、500mlの場合はドパミン0.9mlを加えます。
14、毛刈りと消毒:モニターに問題がなければ、手術部位の毛を刈り、消毒を行います。
15、ドレープの設置:ドレープをタオル鉗子で留めます。使用する電気メス(モノポーラ、バイポーラ、バイクランプ)を器具敷の上に準備し、獣医師がプラグを外回りに出すため、接続する際に光った部分に接続します。
モードは使用する電気メスに応じて、画面上の適切なボタン(バイクランプかバイポーラ)を押しておきます。術中の切り替えは獣医師がペダルで操作するので、介助者は触らなくても大丈夫です。ペダルは獣医師の右足付近にセットします。
① 筋肉注射の準備:筋肉注射は痛みを伴うことがあり、猫が飛び跳ねる可能性があるため、ネットを限界までしっかりと締めます。
② 効果が不十分な場合の対策:麻酔が十分に効かない場合は、マスクを使用してイソフルランを嗅がせます。イソフルランの設定は5、酸素は3に設定します。