診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
長い間またはたくさんの量のステロイド薬を使いすぎたことで起こる病気です。
主な症状
・たくさん水を飲む、たくさんおしっこをする
・食欲が増える
・お腹がぽっこり出てくる
・皮膚が薄くなり、毛が抜ける
・筋肉が弱くなり、運動が苦手になる
・皮膚に石のような硬い部分ができる
診断方法
症状を観察し、ステロイド薬の使用歴を確認します。
血液検査では肝臓の数値の上昇、尿検査でおしっこの濃さをチェックしています。
また、外注で行っている検査で体内のコルチゾール(ストレスホルモン)の量を測ります。
治療方法
・ステロイド薬を少しずつ減らす(急にやめると危険)
・肝臓を守る薬や消化器を助ける薬を使う
・病気によって起こる他の問題(感染症や糖尿病など)を管理する
犬の体内のステロイドホルモンが急激に不足することで起こる非常に緊急な状態です。
これが起こると、命に関わることがあります。
長期間ステロイド薬を使用していた犬が、突然薬をやめたときや、犬の体がストレス(病気、手術、怪我など)にさらされたときに起こります。
主な症状
・激しい嘔吐や下痢
・極度の脱水
・血圧の低下
・弱さや元気のなさ
・ショック状態(意識がぼんやりする、反応が鈍くなる)
・不整脈(心臓のリズムが乱れる)
診断方法
血液検査で電解質(ナトリウムやカリウム)のバランスをチェックします。
特別なホルモン検査で、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)に対する反応を見ます。
治療方法
点滴を使って体液を補給し、電解質(特にナトリウムとカリウム)のバランスを整えます。
グルココルチコイド(ステロイド)を投与します。
・ステロイドの慎重な使用
最小限の効果的な用量でステロイドを使用するようにし、必要以上の量を避けることが重要です。
・定期的な健康チェック
定期的な血液検査を行い、肝臓や腎臓の機能、電解質バランス(ナトリウム、カリウムなど)を確認します。
皮膚の状態を定期的にチェックし、ステロイドの効果と副作用をモニタリングします。
・ステロイドの減量と中止
ステロイドを急にやめることははアジソンクリーゼを引き起こすリスクがあるため、絶対に避け、徐々に減量するようにします。
・追加の治療法の検討
ステロイド以外の治療法(抗ヒスタミン薬、免疫抑制剤、オメガ-3脂肪酸の補給など)を併用することで、ステロイドの用量を減らすことができるか検討します。
アレルギー検査を行い、アレルゲンを特定して、食事療法や環境の改善を行います。
・保湿:
皮膚の保湿を維持することは、皮膚炎の管理に役立ちます。
保湿クリームやローションを定期的に使用しましょう。(アデルミル、アレリーフローションなど)
・外用薬:
ステロイドを含まない外用薬(抗炎症薬、抗ヒスタミン薬)を使用することを検討します。
・洗浄:
特定のシャンプーを使って、定期的に皮膚を洗浄し、清潔に保つことが重要です。(ノルバサンシャンプーなど)
ステロイドが入った外耳炎薬は短期間の使用には効果的ですが、長期間使用すると副作用のリスクがあります。
特に、皮膚が薄くなったり、感染症にかかりやすくなったりする可能性があります。