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犬の口腔内悪性腫瘍 〜メラノーマ〜

口腔内メラノーマ

悪性黒色腫;メラノーマ

口腔内にできる悪性腫瘍

 

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高率に転移します。
転移先は肺、脳などの全身の臓器
(肺;呼吸困難、脳;発作などの神経症状)

リンパ節などの組織には、腫瘍が見つかった段階で半数近くが転移していると言われています。

 

 

症状

流涎、口臭、腫れ、痛み

腫瘍が大きく成長すると眼球や鼻腔、頭蓋骨などの周囲組織に影響を及ぼします。

口腔内を占拠する大きな腫瘤は呼吸障害や嚥下障害を引き起こします。

腫瘍浸潤による骨破壊から顎骨の病的骨折が起こることもあります。

外科手術後の再発率 0〜40%
生存期間の中央値 半年〜1年
1年生存率 35%以下(半分以上の子は1年以内に死亡する)

実験レベルの免疫療法はありますが、有効な内科療法はありません。

 

 

 

手術
目的;緩和治療
生活を楽に送るため
寿命を大きく伸ばすものではありません。
初期であれば、完全切除ができる事もあります。

 

痛みからの解放
食事が取れるように目指す
出血や悪臭などの不快感からの解放
腫瘍が大きくなることでの呼吸困難の防止(窒息の防止)

 

腫瘍のみを小さく取る手術
– 癌細胞を多く残してしまい、多くの子が1週間から1ヶ月以内に再発し、手術を繰り返す事が多い。(他院からの転院症例の経験上 3回手術したなどの症例もあります。)

 

腫瘍が大きくなってからの手術
– 再発した腫瘍はより攻撃性が高いため、さらに広範囲の切除が必要になる。

舌根部まで浸潤している場合
– 嚥下機能障害が出るため、手術困難

骨膜(腫瘍が進出する関門)バリアを切除するため、顎骨を含めた切除が必要です

 

 

麻酔前評価
肝機能、腎機能、貧血、肺転移の評価
転移していたら手術の意味がない
貧血だと術中の出血に耐えられないため、術前に血液検査や、胸部のレントゲン検査などで評価しています。

 

 

術後合併症とその管理
顎骨、切開部位からの出血の確認(術後1-2日)
唾液腺管の腫脹(舌の根元がピンポン玉みたいに膨らむ)1週間で引く
術後疼痛;3〜4日を乗り切れば落ち着くことが多い。疼痛管理(痛み止め)を使用して心臓への負担を減らします。
抗生剤(口腔内の雑菌のコントロール)
傷の離開(3日程度で起こることがある。口腔内に雑菌がいるため、一般の手術の傷より離開しやすい)肉芽形成と洗浄で治癒するのを待ちます。(3期癒合)

 

 

松戸市 新松戸 馬橋 さだひろ動物病院