診察時間
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午後15:00-19:00
手術時間12:00-15:00
水曜・土日午後休診
リンパ腫は、血液の中にある「リンパ球(白血球の一種)」ががん化して異常に増え、全身のリンパ節が腫れてしまう病気です。犬のリンパ腫の多くは「多中心型リンパ腫」と呼ばれ、体中の複数のリンパ節が同時に腫れるのが特徴です。
最初は、あごの下(下顎リンパ節)や、膝の裏(膝窩リンパ節)がコリコリと腫れてくることが多いです。
ご家庭でスキンシップの際に体を撫でてあげることで、飼い主様が早期発見できることもよくあります。

リンパ腫の主な治療には「抗がん剤」を使います。ただし、すでに重い症状が出ている場合(サブステージbと呼ばれる状態)や、リンパ腫の種類が「T細胞型」というタイプである場合は、抗がん剤が効きにくいことがあるため、より慎重に治療方針を検討します。
まずは腫れているリンパ節に細い針を刺して細胞を採ったり、一部を切り取って検査(細胞診・病理診断)することで、早期診断を行います。また、病気が体のどこまで広がっているか(ステージ)を調べます。ステージの数字が上がるほど、病気が進行していることを意味します。

獣医師が全身の視診(見て確認)や触診(触って確認)を行い、さらに以下の検査で体全体の状態を詳しく調べます。
採った細胞を専門機関で詳しく調べ(病理組織診断、免疫染色、遺伝子検査など)、リンパ腫が「B細胞型」か「T細胞型」か、また進行が早いか遅いか(高分化型・低分化型)を正確に分類し、最適な治療法を見つけます。
がん細胞が最初にたどり着く、いわば「見張り役」のリンパ節をセンチネルリンパ節と呼びます。腫瘍の近くにあるリンパ節が必ずしも見張り役とは限りません。また、過去にケガや炎症を起こしたことがあると、リンパの流れるルートが変わってしまうことがあります。特にがんが再発したケースでは、しこりや傷跡の影響でこの見張りリンパ節を見つけ出すのが非常に難しくなることがあります。

以下の腫瘍は、リンパ節に転移するリスクが高いため、特に注意が必要です。
リンパ節を見つけるには: リンパ節は必ず血管に沿って存在しているため、血管を目印にして慎重に探します(例えば、足の付け根の鼠径リンパ節はお腹の血管に沿っています)。手術では血管を傷つけない高度な技術が求められます。
あごの近くに2〜3個あり、顔の太い血管に沿っています。大きく腫れていればすぐに見つかりますが、小さい場合は顔の血管を傷つけないよう慎重に周囲を剥がして保護しながら手術を行います。このリンパ節を切除すると、術後に一時的に顔が少しむくむことがあります。お口の中の悪性黒色腫(メラノーマ)の治療では、何よりも先にここのリンパ節の検査(生検)を行うことが推奨されています。
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頭や口、鼻、耳、甲状腺などのリンパ液が集まる、のどの奥深くにあるリンパ節です。普段は唾液腺の内側に1個だけあります。
この周囲には首の太い血管(頸動脈など)や、重要な神経が密集しているため、とても繊細な場所です。もしリンパ節が奥深くて見えにくい場合は、安全に手術を行うために唾液腺を少しよけて視界を確保するほどの慎重な対応が必要です。

肩甲骨の前あたり(首の付け根)に通常2個あり、頭の後ろや首、前足の一部からのリンパ液が集まります。近くには神経や太い血管も通っています。
集まったリンパ液は、体の左側からは胸の太いリンパ管へ、右側からは気管沿いのリンパ管へと流れていきます。手術でこのリンパ節を探す際、実は「気管よりも背中側にある」という位置関係を正確に把握しておくことがとても重要になります。


わきのリンパ節と副わきリンパ節: 前足の付け根にある唯一のリンパ節で、通常は触ってもわかりませんが、腫れると痛がることがあります。筋肉の間に隠れるように存在しています。動物によっては「副わきリンパ節」という別のリンパ節が胸のあたりにある子もいて、腫れると触ってわかるようになります。

お腹の太い血管(大動脈)に沿っていくつか並んでいます。
肝臓の入り口付近から始まり、脾臓(ひぞう)や胃、腸のまわりなどに点在しています。それぞれの臓器のそばの血管を目印にして、丁寧に状態を確認します。
腸を束ねている膜(腸間膜)の太い血管の近くにあります。このリンパ節は薄い膜に二重に包まれており、その中を腸へ向かう大事な血管が貫通しています。そのため、手術の際は腸に栄養を送る血管を傷つけないよう、極めて慎重に膜を剥がしていく技術が求められます。

腰の骨のすぐ下で、とても太い血管のすぐ隣に密集しています。手術をする場合は、血管に近い分、体への負担(侵襲)が大きくなりやすい場所です。また、ここが腫れるとおしっこの通り道(尿管)を圧迫してしまい、尿が出にくくなるなどの様々な合併症を引き起こす危険性があります。