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猫の鼻炎と鼻膣内の腫瘍

 

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〜抗生剤でも治らない鼻炎〜

原因①
抗生剤が菌に合っていない・耐性菌が感染している

原因②
鼻腔内腫瘍が隠れていて、二次感染を起こしている

 

〜症状〜

◉ごはんを食べる時に苦しくなり、徐々に食べなくなる。

◉呼吸時にいびきのような音や、スースー・ピーピーなどの音が鳴る。

◉口呼吸ばかりに頼ると食道に空気が入り、胃がパンパンに膨れてしまい、嘔吐する。

◉顔が腫れる。   ◉鼻血が出る。   ◉めやに、涙が出る。

 

〜検査〜

①細菌培養同定・薬剤感受性検査

細菌の種類と、どの抗生剤が効くかを調べる検査です。
鼻水を採取し、外部の検査センターへ提出します。
外来で、無麻酔で行います。  結果が出るまでに1週間ほどかかります。

②レントゲン検査

鼻腔に腫瘍がないか、腫瘍がどれくらいの大きさか、どこにあるか、などを調べる検査です。
肺などに転移していないかを調べるために胸部を撮影することもあります。
嘔吐がある場合には腹部を撮影します。  当院では無麻酔で行います。

③鼻腔のバイオプシー(生検)

鼻腔内の細胞が、がん化していないか調べる検査です。
鼻に細いカテーテルを入れ、吸引して細胞を採取します。
可能であれば、麻酔をかけて鎮静下で行います。

 

🌼猫の鼻腔内腫瘍

◉リンパ腫

腫瘍全体の、30%ほどがリンパ腫です。
リンパ腫は、猫白血病ウイルス(FeLV)や猫免疫不全ウイルス(FIV)の感染でも引き起こされますが、鼻腔内リンパ腫を発症した猫のほとんどは陰性です。
腎臓への転移が起こりやすいので、超音波検査で確認します。
リンパ腫でも、抗がん剤が効くBcellタイプと、効かないTcellタイプがあるので、外部の検査センターへ「クローナリティ解析」を依頼し、鑑別します。

◉リンパ腫の治療

放射線治療   抗がん剤治療   対症療法

◉他の腫瘍の治療

鼻腔内腫瘍は、腺癌や扁平上皮癌などの場合もあります。
この場合、抗がん剤は効きません。