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発熱🤒

平熱と発熱

平熱は一般的に37.8℃から39.3℃の範囲にあります。体温が39.7℃を超えると発熱と見なされます。
さらに、2週間以上原因不明の発熱が続く場合は、しばしば深刻な疾患のサインです。

 

全身への影響

全身には頻脈や大脳浮腫、骨髓抑制、そして時には播種性血管内凝固(DIC)などの影響が及ぶことがあります。

 


発熱を疑うべき病気のリスト

発熱の原因となる病気は多岐にわたります。

  • 薬剤や中毒:特定の薬剤や物質による反応
  • 免疫介在性疾患:体の免疫システムが過剰に反応してしまう病気
  • 感染症:細菌、ウイルス、真菌、寄生虫が引き起こす
  • 腫瘍:がんなどの腫瘍性疾患
  • その他の炎症性疾患:肝臓疾患、消化器疾患、腹膜炎など
  • 血液検査でCRPで全身の炎症がないか、臓器に異常がないかを確認します。

 

感染症疾患

膀胱、皮膚、胃腸管の細菌感染では発熱はしません。
細菌性
・腹腔内、胸腔内
・生殖器(子宮、前立腺)→未去勢オス、未避妊メスに多い
・胆嚢炎、胆管炎
・腎盂腎炎
・心内膜炎
・髄膜炎
・膵炎→腹痛の有無、血液検査でリパーゼの上昇
・菌血症、敗血症

その他
・犬:バベシア症
・猫:猫伝染性腹膜炎

感染しているかの確認として、血液培養ではエラーが多いのと血液から尿が作られるため、尿検査を行なっています。
院内の尿検査で細菌が確認された場合、危ない菌ではないかと菌に効く抗生剤を選ぶために、外注の培養検査を行います。
鼻水や痰などが出ている場合はそれを検査します。

 


腫瘍性疾患

・白血病、骨髄異形成症候群(MDS)
・リンパ腫
・多発性骨髄腫
・悪性の組織球系腫瘍
・壊死巣の多い腫瘍

お腹の中に腫瘍がないかエコーで確認します。
呼吸に異常がある場合は胸のレントゲンを撮ります。

 


免疫介在性疾患

血液性疾患
・溶血性貧血
・血小板減少症
・好中級減少症

・多発性関節炎→特に犬に発生が多く、自分自身の細胞や組織を攻撃してしまうことで起こります。