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看護師検診

 

当院ではコロナウイルス蔓延をきっかけに、飼い主様、患者様の院内での待ち時間短縮をどうしたら実現できるかを模索して参りました。

来ていただいた患者様を少しでも待たせないように、事前に、看護師から『現在お困りの症状』をお聞きし、身体検査を先に行い、看護師の検診ではカバーできないところを獣医師が確認しています。

身体検査を細かく行うことで、不必要な検査を減らしたり、見るべき検査や処置を選ぶことで、適切な治療につなげることができます。

複数の人が動物の全身をくまなくチェックすることで、細かい異常も見落とさないように配慮しています。

看護師の身体検査では、主に以下の内容について、診察室内で確認しています。

①体重と体温測定

食欲不振などで、体重が減っていないか、発熱などの状態悪化がないか

②心雑音や不整脈の検出

早期心臓病の発見に、聴診器を用いて、確認を行っています。

③脱水や黄疸の検出

口腔内の粘膜が乾いていないか、皮膚テント検査(皮膚を持ち上げて、戻りが良いかを確認)し、腎不全や循環不全などにより、脱水状態に陥っていないかを確認しています。

肝不全による黄疸がないかも、口腔粘膜の色や、眼球結膜の色を身体検査で見て、確認しています。

④痛みの検出

腎臓の結石、猫の特発性膀胱炎などでは泌尿器に痛みが出ることがあり、臓器のある位置をピンポイントで触診し、痛みがないかどうかを確認しています。

膵炎のある子では腹痛などもないかを、お腹を触診することで、確認しています。

⑤神経性の麻痺の検出

椎間板ヘルニアや、神経性のてんかん発作のある子では、前足や、後ろ足などの神経の麻痺がないかを、簡易的に検出できる脊髄反射試験を行うことで、早期の異常の発見に努めています。

⑥乳腺腫瘍の早期発見

避妊手術を行なっていない雌犬では乳腺腫瘍が多発することから、犬では左右5個ずつの乳腺を入念に触診することで、5mmサイズの乳腺腫瘍でも、早期に発見し、オーナー様にお伝えしています。

乳腺腫瘍は大きさや形、筋肉への固着の程度から、悪性度が増すと言われています。

乳腺腫瘍を、早期に発見することで、小さいうちなら全身麻酔をせずに、摘出することも可能です。

⑦体表の腫瘍の検出

上記の内容を看護師の検診で確認した後に、獣医師の診察で、追加の項目を身体検査にて、確認しています。

 

日頃のお世話や、病気の治療のサポートも幅広く行なっておりますので、以下の内容で、ご不安なことがございましたら、御待ち時間中に、看護師にお聞きいただければ、やり方等、お伝えすることが可能です。

①投薬方法(嫌がる猫ちゃんや、粒タイプ、液体タイプのお薬の投薬)

②皮下点滴の方法

③爪切り

④しつけのご相談

⑤ワクチンや駆虫薬などの予防のスケジュール

⑥耳掃除や点耳薬の付け方

⑦点眼

⑧食欲不振の子に対する強制給餌の方法(食道チューブからの方法も対応可能です)

⑨インスリンなどの皮下注射の方法

定期的に病気に関する勉強会などを院内で行い、よりよい診察が提供できるように、ご不安なことを少しでも早く解決できるように、スタッフ一同でつとめさせていただきます。

ご不安なことは、いつでもお聞きください。

 

さだひろ動物病院