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膝動脈皮弁

膝動脈皮弁
適応
膝が残っていれば使用可能
下腿部の腫瘤切除の時
デザイン
近位:膝蓋骨の少し上
遠位:脛骨稜の少し下
長さ;大転子まで(大腿骨のラインに沿って)
9.内側膝動脈皮弁(図18,19)
・採取のしやすさ
★★★
・生着のしやすさ
★★⭐︎
・汎用性(適用範囲)
★★⭐︎
内側膝動脈は、伏在動脈が膝関節の内側面を通過する際に出す分枝で、個体によって1本の場合と2本1対の場合があ
る。内側動脈は膝関節頭側面を回って外側面へと分布し、大腿部外側面の皮膚
へと分布した後、遠位一近位方向へと走行する動脈である。そのため、皮弁の基部よりも遠位の欠損創を被覆できるという利点がある。
■ランドマークと採取可能範囲
皮弁基部は膝蓋骨の1cm近位から骨の1.5cm泣位までの幅とし、大腿骨骨幹と平行に近位に向かって短冊状に皮弁を作製する。最長で大転子までの採材が可能とされるが、
内側膝動脈自体それほど血流量の多い動脈ではないため、長すぎる皮弁は先端の壊死の原因となる。
■おもな適用
下腿部外側の欠損創で適用できる。

・伏在動脈の膝方向への分枝。
・膝関節内側に起始し、頭外側から近位尾側へ向かう動脈。
・皮弁頭側は膝蓋骨の1.0cm近位とする。
・皮弁尾側は脛骨稜の1.5cm位とする。
・皮弁の長さは大腿骨シャフトと平行に大転子までとする。