047-700-5118
logo logo

診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診

banner
NEWS&BLOG
膝がはずれる🦴🦴膝蓋骨脱臼 patella(パテラ)

 

膝蓋骨 Patella (パテラ)

Patella Image

太ももの骨の大腿骨の膝頭の上に乗る小さい楕円形の骨で、大腿骨の筋肉や腱が繋がって、太ももから膝下の脛骨まで連結しています。膝の屈伸をスムーズに進める役割を担っています。

膝蓋骨脱臼

Patella Luxation Image

膝の内側へ脱臼することが多く、骨が外れたり、はまったりを繰り返すことで膝蓋骨が擦れ、関節炎になってしまったり、筋肉や、腱に負担がかかることで骨が変形して、O脚になってしまいます。

常時外れた状態のグレード3では外科療法での治療をお勧めしています。若い子では、グレード2でも手術をお勧めしています。

※グレード2までは自分で足を曲げ伸ばしすることでパテラを戻すことができます。

大腿骨滑車溝形成術

パテラが乗る部分の大体骨の溝をドリルで深く掘る手術です。

関節外制動術

Extracapsular Stabilization

パテラの脱臼に続発して、大腿骨と脛骨をつなぐ靭帯が切れた時に行う手術です。前十字靭帯が切れると膝が不安定になり、グラグラします。糸を骨にかけて繋ぐ手術になります。

脛骨粗面転移術

Tibial Tuberosity Transposition

長時間パテラが脱臼することで、骨がO脚になった時に行う手術です。筋肉やパテラの向きを正常にするために骨を切って移植します。

小型犬の治療費用の目安

以下は、小型犬における代表的な治療や手技の費用目安です。

  • 再診料: ¥550
    診察後のフォローアップのための料金です。
  • 入院(猫・小型犬): ¥4,400
    猫や小型犬の入院料金です。状態に応じて異なる設備を提供します。
  • 静脈留置: ¥2,200
    静脈内にカテーテルを設置する手技の料金です。
  • 静脈注射: ¥1,650
    投薬や栄養補給のための静脈注射にかかる費用です。
  • 静脈点滴: ¥3,850
    静脈を通じて体液や薬剤を点滴で補充する際の費用です。
  • ソルラクト250ml: ¥660
    点滴用の乳酸リンゲル液の費用です。体液補充に使用されます。
  • ドパミン50mg: ¥330
    ドパミンを静脈投与する際の費用です。主に血圧や心拍を安定させる目的で使用されます。
  • セフジニル錠100mg: ¥82 × 2.4ml = ¥196
    抗生物質セフジニルの注射剤。感染症の予防や治療に使用します。
  • X線検査: ¥5,500〜¥11,000
    膝の評価および麻酔をかける際の呼吸器系の評価を含むX線撮影の費用です。体格に応じて多少金額に差が生じます。
  • 手術前の一般血液検査: ¥8,400
    手術前に行う血液検査の費用です。健康状態を確認し、手術のリスクを評価します。
  • 大腿骨滑車溝形成術: ¥165,000
    膝蓋骨脱臼の治療のため、大腿骨の滑車溝を形成する手術です。関節の安定性を保つために行われます。(重症化すると、関節外制動術または関節外制動術各55,000円が追加で必要になります。)
  • 薬剤:
    • プレビコックス57: ¥154 × 2.5 = ¥385 – 消炎鎮痛剤で、主に炎症や痛みの軽減に使用されます。
    • セフジニル錠100mg: ¥154 × 5 = ¥770 – 抗生物質セフジニルの錠剤です。感染予防や治療に使用します。
  • リハビリ: ¥2,200
    手術後のリハビリテーションの費用です。回復を促進するために行います。
  • エリザベスカラー貸し出し: ¥550
    ペットが手術部位を舐めないようにするためのエリザベスカラーの貸し出し料金です。

合計金額の目安: ¥195,741 〜 ¥201,241

後ろ足のびっこ・膝蓋骨(パテラ)脱臼

パテラ(膝蓋骨脱臼)の外科治療のインフォームドコンセント動画



パテラ治療動画

この動画では、膝蓋骨(パテラ)脱臼について、飼い主様が手術の内容や注意点を理解できるよう、わかりやすく解説しています。


YouTubeで動画を見る ▶

手術のメモ

オペ準備

手術準備