診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
血液検査でタンパク質が高い場合、脱水または炎症が疑われます。
TP【総タンパク質濃度】の構成要素:
アルブミンの上昇 = 脱水
グロブリンの上昇 = 炎症
炎症があるかどうかは、犬ではCRP、猫ではSAAで確認できます。
費用削減のため、当院では顕微鏡で白血球を確認し、若い好中球がないかをチェックしています。
好中球が見つからない場合、血液検査所見に「bandなし」と記載します。
体表に腫瘍がないか確認し、必要に応じて腹部エコーを実施。
肝臓や脾臓に細胞診検査を行い、腫瘍細胞を確認します。検査後、5分後に出血がないか確認します。
リンパ腫や、形質細胞性ではエコー画像で正常に見える事もあるため、腫瘍細胞が検出されないかを確認します。
脳や骨に腫瘍がある場合は、院内の画像検査ではわからないため、歩き方に問題がないかなどを確認しています。
腫瘍がない場合、感染症を疑い、尿検査で細菌を確認します。
試験的に抗生剤を投与することがありますが、耐性菌になり、必要なときに使える薬がなくなる恐れがあるため、外注の培養検査をすることもあります。
ウイルス感染を調べるため、抗原抗体検査を行います。
FIV/FeLVの検査は院内で調べることができます。
高齢の場合には、蛋白電気泳動(高グロブリン血症に対する検査)を外注機関に委託することがあります。
この検査は、腫瘍性疾患特有のモノクローナルガンモパシーが疑われるかどうかを確認するために行われます。一部のリンパ腫や白血病、形質細胞性の腫瘍が原因で起こります。
モノクローナルガンモパシーは、単一の遺伝子を持つ腫瘍細胞が、単一の抗体を産生することが特徴です。
グロブリンを4つの分画に分けて分析し、以下のように区別されます:
モノクローナルガンモパシーの場合には、Bリンパ球からの腫瘍性疾患が疑われます (Tリンパ球は抗体を作らないため)。