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【症例報告】背部腫瘍摘出:早期発見と確実な切除へのアプローチ

背中の小さなサイン、見逃していませんか?

背部腫瘍摘出:早期発見と確実な切除へのアプローチ


言葉を話せない動物たちにとって、体にできた「しこり」は非常に重要なメッセージです。今回は、背部に認められた皮下腫瘤を外科的に切除し、良好な経過をたどった症例をご紹介します。

症例の概要と術前診断

  • 主訴:腰背部に認められた母指頭大(約2cm)のしこり
  • 細胞診:院内検査にて脂肪滴および上皮系細胞の集塊を確認
  • 方針:視診・触診だけでは判断しきれないリスクを考慮し、外科的切除を実施しました

手術における工夫と術式

腫瘍の完全な取り切りと、術後の負担軽減を両立させるため、以下の手技を組み合わせています。

  • 腫瘤摘出:筋肉組織への固着はなく、スムーズに切除を行いました
  • Walking suture:摘出後の隙間(死腔)を埋めるため3箇所に特殊な縫合を施し、術後の液溜まり(漿液腫)リスクを低減しています
  • 皮内縫合:傷口を気にして舐めるリスクを防ぐため、皮膚の表面に糸を出さない縫合法を採用しました
  • 感染予防:持続性抗生物質(コンベニア)を注射し、術後のケアを万全にしました

病理組織検査の結果

  • ● 診断結果:腫瘍は「良性」であることが判明
  • ● 根治性:切除縁(マージン)も含めて完全に切除されていることが確認されました

術後の経過

  • 術後一時的に下痢が見られましたが、速やかに改善し現在は食欲も安定しています
  • 再診時、傷口の状態は非常に良好に治癒していました
  • ストルバイト尿石症の既往があるため、療法食(ユリナリーS/O)による泌尿器ケアを並行して継続しています

English Summary

This case involved the surgical removal of a 2cm subcutaneous mass on the back. Preoperative cytology suggested an epithelial tumor, leading to complete excision. “Walking sutures” were used to close dead space, and intradermal sutures were applied to prevent self-trauma. Pathology confirmed a benign tumor with clear margins. The patient recovered well and remains stable.

中文摘要 (Chinese Summary)

本病例涉及一例背部皮下肿块(约2cm)的切除手术。术前细胞学检查显示上皮细胞。手术中使用了“步行缝合 (walking suture)”以消除死腔,并采用皮内缝合法以防伤口裂开。病理结果证实为良性肿瘤且切除完全。术后恢复良好,食欲与精神状态稳定。

Message

  • しこりは早期に発見し、適切に診断することが何よりの安心につながります
  • 日々のスキンシップで、小さな変化に気づいてあげてくださいね。