👁‍🗨 眼瞼腫瘍切除手術の概要

愛するペットの目に腫瘍が見つかったら、どうすれば良いでしょうか？

この手術は、ペットの目の周囲にできた腫瘍を取り除くことを目的としています。特に、腫瘍が視力に影響を与えたり、不快感を引き起こしている場合に推奨されます。

🔍 手術のプロセス

手術は細心の注意を払って行われ、以下のステップで進行します：

1. 毛刈り：手術部位の毛を慎重に刈り取ります。
2. 腫瘍の切離：眼瞼の1/3以下であれば腫瘍を切除します。
3. 止血：モスキートを使用した丁寧な止血を行います。
4. 眼瞼の縫合：縫合によって眼瞼の形状と機能を回復させます。
5. 眼瞼の調節：腫瘍切除後の眼瞼のたるみを修正します。

🏥 術後のケアとサポート

術後すぐは、目が腫れますが、1-2週間程度で、徐々に大きな目に戻ってきます。

🔪 外眼角切開について

外眼角切開は、ペットの眼瞼のたるみを修正するために行われる手術です。特に、大きな腫瘍を取り除いた後や、自然な加齢によって眼瞼がたるんでしまった場合に適用されます。

この手術では、眼の外側の角を直線で切開し、余分な皮膚や組織を取り除きます。その後、緊張している下眼瞼を内側へ、たるんだ上眼瞼を外側へ引き、バランス良く縫合することで、ペットの目の周りの形状と機能を改善します。

🧵 8の字縫合について

8の字縫合は、特に眼瞼の手術において使用される独特な縫合方法です。この技法は、二つのループを形成して8の字の形を作ることにより、縫合された眼瞼の端がきれいに合わせられるようにします。

この方法では、縫合は眼球から遠い部分から始め、眼球に近い部分へと進めていきます。これにより、眼瞼が自然な位置になり、傷跡が最小限に抑えられます。糸の結び目を眼球に接触させないようにすることで、角膜障害を引き起こさないようにします。