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手術の助手🥊愛玩動物看護師
手術時のグローブの付け方(オープン法)

止血の基本

止血は、病気治療や手術において最も基本的な技術の一つです。助手は、止血を1秒でも早く行うことが求められます🕒。術野が血で覆われると、どの部位を治療すべきか判断しにくくなります。小さな出血であっても、迅速に止血し、術野をクリアに保つことが重要です🌷。


助手の役割と術野の展開

助手の仕事には、止血だけでなく、術野の展開も含まれます。術者がスムーズに手術を進められるよう、術野を45°の角度で広げ、マントのカウンタートラクションを意識してください。また、助手は術者の次の動作を予測し、必要な器具を適切なタイミングで渡すことも大切です👀🔧。

 


圧迫止血の方法

ガーゼによる圧迫止血は、静脈出血や動脈出血に対して有効な手段です。ガーゼで優しく圧迫し、1分以上待つことで、じわじわと出る静脈出血は5分で止まります💡。一方、噴き出すように出る動脈出血には、結紮止血が必要になることがあります。

 

血管のアプローチ方法

血管へのアプローチには、まずガーゼ圧迫から始めます。次に、ガーゼをゆっくりスライドさせて出血点を特定します。この時、ガーゼを早く動かすと、血管がすぐに膨らみ、出血量が増えてしまうので注意が必要です🚨。出血が増えたら、すぐに再度圧迫を行います。最終的に、モノポーラで止血するか、バジングを行います。

バジングの技術

バジングは、モスキート鉗子で出血点を摘み上げ、モノポーラのカットモードで焼く技術です🔥。この時、モスキート鉗子が他の部位に接触しないように注意することが重要です。誤って接触すると、電気が伝わり、組織を傷つける可能性があります。

 

止血の準備と実践

術野の左右にガーゼを準備し、術者が刃物を持ったら、助手は左手にガーゼを持ちます。ガーゼとモスキート、電気メスは、術者がすぐに掴めるように方向を揃えて準備します🤲。出血点が2箇所から生じる場合、助手は迅速にガーゼで圧迫止血を行い、術者に必要な器具を手渡します。


🔍 術野の展開とは? 🔍

手術を行う際には、術者がクリアな視界を確保することが不可欠です。術者の目線は、手術部位を45°の角度で見下ろすことにより、最適な視野を確保します。👀✨ 助手の皆さんは、マントを使用してカウンタートラクション(反対方向への引っ張り)を適切に行い、術野を広げるサポートをしてください。これにより、術者がより効率的に、そして正確に手術を進めることができます。👨‍⚕️🔧


🔪 白線の切開 🔪

筋肉の間に見える白い線、これは白線と呼ばれており、筋肉がなく出血のリスクも低いため、腹腔内への穿刺に最適な場所です。ここをメスで穿刺する際には、腹壁を持ち上げ、下にある脾臓などを傷つけないように注意深く行わなければなりません。🩺🐱 助手は、術者が持ち上げている腹壁と対称になるように、同じテンションで引っ張ることが重要です。これにより、安全かつ効率的な切開が可能になります。


🔄 均等なテンションでの牽引 🔄

組織を3点で引っ張るときは、マントが広がるように均等なテンションで行いましょう。これは、組織を無理なく、かつ均一に広げるために不可欠です。無理な牽引は組織にダメージを与える可能性があるため、常に同じ力で引っ張ることを心掛けてください。🌟🐕