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猫の食欲不振 食道チューブ

猫では食欲不振が長引いてしまうと、肝臓に脂肪が集まり、肝臓の機能が障害され、肝不全に進行することがあります。
原因は様々ですが、胃炎などの軽度な疾患でも起こることがあります。

軽度な場合は口から注射器を使って流動食を給餌しますが、度重なると嫌がる事も多く、よだれが止まらなくなってしまったり、なかなか上手く給餌ができなくなってきます。

鼻から入れる給餌用のカテーテルは麻酔を必要としない処置で、鼻の穴から細いチューブを食道内に入れ、首の後ろで給餌のキャップを固定します。
細いので、流動食がつまり安いなどのデメリットがありますが、麻酔に耐えられない子や一時的な看護の時では、選択することが多い処置です。

食道チューブは鼻腔に入れるカテーテルの5-6倍の太さのカテーテルを首の皮膚から、食道にかけて挿入します。
施術の時間は5〜10分で、麻酔時間もとても短く済みます。

後ろから給餌するので、猫が嫌がる事は少ないです。
また太いチューブなので、詰まりにくく、ご自宅での給餌も比較的簡単です。
長引く看護の時はこの方法を選択することも多いです。