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異物には注意しましょう

※手術の写真が含まれます。

若い子の嘔吐で1番心配なのは異物の誤食です。

最近は異物を食べてしまって、嘔吐をしている子の緊急手術を行うことが多いです。

最近では、果物の種や、靴下、マスクの紐、乳幼児の哺乳瓶の乳首や、紐付きのおもちゃなどを摘出しました。

胃腸炎の吐き方とは違って、噴水のように大量の水を吐いたり、連続して何回も吐くような場合に、腸に詰まっている事が多いです。

食べない、吐き続ける状態が2、3日も続いてしまうと、腸が動かないことで、全身の栄養状態の悪化や、脱水症状が進み、命の危険に至ることもあります。

また、消化管が壊死することで、ばい菌がお腹の中に飛び散ってしまったり、消化管を切除しなくてはいけなくなることもあります。

ワンちゃんの場合は、床に異物を置かない等で工夫すると良いと思います。

また、お散歩中に茂みで何か拾っていないかなども、注意してあげましょう。

 

猫ちゃんの場合は高いところも飛び乗ってしまうので、より難しいのですが、器用に引き出しも開けてしまう場合にはチャイルドロックなどで、開けづらい仕組みを作るのも良いかもしれません。

 

万が一、誤食をしてしまった場合でも、早期に摘出すると、翌日から元気に食べられるようになる事も多いです。

嘔吐の症状が続く場合には、一度ご相談ください。

 

お腹を開けて、色の悪い腸がないか確認します

異物が詰まると、消化管内の液体が溜まってしまって、膨らんできます。

一部消化管を切開して、異物を摘出します。

 

松戸 さだひろ動物病院