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「吐く」「食べない」「元気がない」――そんな症状が続くときに疑われる病気のひとつが
膵炎(すいえん)です。
ここでは、膵炎がどんな病気なのか、なぜつらくなるのか、検査や治療、そしてお家でのケアまでを、
専門用語をかみくだいて説明します。
この記事でわかること
膵炎は、膵臓(すいぞう)に炎症が起きる病気です。
膵臓は、食べたごはんを分解するための消化酵素を作り、
それを「膵管」という通り道を通して腸の中に流しています。
この膵臓に炎症が起きると、消化酵素がうまく流れなくなり、
体の中でトラブルを起こしてしまいます。
膵臓は胆のうや消化管ととても近い場所にあるため、
ひとつの不調が腸の動き低下や肝臓の数値変化につながることもあります。
膵炎では、膵臓の炎症がきっかけとなって
胃腸の動きが鈍くなりやすくなります。
その結果、吐き気や嘔吐が起きやすくなり、
さらにお腹の痛みが加わることで食欲が落ちてしまいます。
食べられない、水もあまり飲めない状態が続くと、
脱水が進み、さらに気持ち悪さが強くなるという悪循環に陥ることもあります。
血液検査では、炎症の有無や脱水の程度、
肝臓や腎臓など他の臓器への影響を確認します。
膵炎が疑われる場合には、膵臓に関連した数値を目安にします。
超音波検査(エコー)で膵臓や周囲の臓器の状態を確認することもありますが、
状態が落ち着いてきたあとは、血液検査で経過を追うことも多いです。
膵炎には、これを飲めばすぐ治るという特効薬はありません。
そのため治療の中心は、
つらい症状を和らげながら膵臓が落ち着くのを待つ「サポート治療」になります。
多くの場合、治療を始めてから1週間前後で
症状や検査値の改善が見られることが多いです。
回復の途中で血液検査を行い、
治療を続けるか、減らすか、終了できるかを判断します。
すぐに相談してほしいサイン
膵炎は、吐き気や食欲低下、腹痛などを引き起こすつらい病気ですが、
早めに適切な治療を始めることで回復が期待できます。
「いつもと違う」「なんとなく元気がない」と感じたときは、
早めに相談することが大切です。