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視覚消失

威嚇瞬き反応

動物の眼の前に急に手を差し出し、眼を閉じるかどうかを調べるテストです。このテストでは、風の影響で眼を閉じることがないよう、通常、透明な板の後ろで手を差し出します。
動物が眼を閉じれば、視覚があると判断します。しかし、視覚があっても、眼を閉じる神経に異常がある場合や、幼若齢や老齢の動物、興奮状態の動物では反応しない場合もあります。そのため、眼を閉じないからといって、必ず視覚がないと判断することはできない。

威嚇瞬き反応は、動物の視覚機能を評価するための一つの手法ですが、完全な診断を下すためには他の検査や観察も必要です。

眼圧検査

眼の中の圧力を測定する検査のことです。眼圧とは、眼球内を満たしている房水(ぼうすい)と呼ばれる透明な液体によって調節される圧力のことであり、房水の増減によって上昇または低下します。眼圧測定は、緑内障などの疾患を疑う場合に行われます。
一般的な眼圧の範囲は、犬の場合は10〜20mmHg、猫の場合は15〜25mmHgとされています。
高値で緑内障、低値でブドウ膜炎や角膜穿孔が疑われます。
ただし、これらの数値は一般的な目安であり、個体や状況によって異なる場合もあります。

超音波検査

眼の内部を観察するために行われます。この検査は、角膜や水晶体が混濁している場合や、他の検査法では眼の内部を観察することができない場合、眼球内の腫瘤の有無、眼球の大きさや厚さなどを評価したい場合に実施されます。
検査の前には点眼麻酔を行います。これにより、患者の眼球は麻痺し、検査中の不快感や痛みを最小限に抑えることができます。

特に網膜剥離の状態を評価するために、超音波検査は有用です。網膜剥離は網膜が眼球の壁から剥離していることをいい、重篤な眼の疾患で、早期発見と適切な治療が重要です。超音波検査によって、網膜剥離の有無や進行度合いを正確に評価し、治療計画を立てることが可能です。

MRI検査

眼科検査で異常がなかったときなど、神経疾患を疑われた場合に行われます。
MRI検査は、強力な磁石と電波を使用して、体内の組織や臓器の状態を詳細に画像化する検査のことで、特に脳や脊髄などの神経系疾患の診断に適しています。
動物におけるMRI検査では、人とは違い全身麻酔が必要となります。
また、MRI検査は強力な磁石が使用されるため、金属類の存在によって制限を受けることがあります。体内にマイクロチップやインプラントなどの金属類が存在する場合、その部位の検査が制限される可能性があるため、検査前に確認する必要があります。

当院ではMRI検査をすることができないので、必要であれば予約をお取りして他の病院での検査をお願いしております。