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**重要なお知らせ:安楽死に関する当院の方針について**

重要なお知らせ:安楽死に関する当院の方針について

当院では、時に治療が病気に追いつかない場合には、安楽死をご提案することがあります。
効果の期待できない治療は、伴侶の苦痛を長引かせるだけとなり、無意味な延命治療を提供することは、伴侶と時間を過ごす飼い主様に対しても、精神的にも、経済的にも、不幸を招くと考えるからです。

特に安楽死の決定に至る過程では、感情的かつ困難な選択が伴います。できる限りお力添えさせていただきたいので、ご不安なこと、ご家族間で意見が分かれてしまう時も遠慮なく教えてください。

ただし、治療の複雑さや緊急事態の対応、そして当院の資源には限りがあります。これらの制約により、当院では以下の方針を設けています:

  • 安楽死は、事前にご予約いただいた場合に限り、主に昼休みの時間帯に行うこととしています。これにより、患者様とその家族に必要な尊厳と静けさを提供することができます。
  • 緊急手術や他の治療との時間的な衝突が発生した場合、安楽死の手続きを予定通りに行うことが難しくなる可能性があります。
  • もし、当院での安楽死の手続きにより患者様の苦痛が不必要に長引くことが予測される場合、他の施設への転院をご提案いたします。その際、可能な限りサポートとお手伝いを提供させていただきます。

重要なお知らせ:安楽死の対象となる患者の条件とその他のケアに関する当院の方針

安楽死に関する具体的な方針:

  • 当院では、特定の条件を満たす患者様に限り、安楽死の手続きを受け付けます。これには以下の症例が含まれます:
    • 眠ることができないほど重度の呼吸不全を抱える症例
    • コントロール不可能な発作を経験している症例
    • 耐え難いレベルのがん性疼痛を抱える症例
  • 他院から転院してきた患者様については、転院後2週間が経過するまでは基本的に安楽死の手続きは受け付けておりません。

追加サポートとケアについて:

末期ケアにおいては、以下のサービスを提供しています:

  • 鎮痛剤の処方、酸素室のレンタル、睡眠導入剤、呼吸症状を改善する薬の提供。
  • 来院が難しい場合、ペットの最新の体重(ペットと飼い主の合体重から、飼い主の体重を引いた値)
    、胸部の動き、開口呼吸の有無、瞳孔の大きさがわかる正面と側面の動画を提供いただくことで、適切な処方を行うことが可能です。(散瞳している場合はショック状態の可能性があります。)

当院で以前に診察を受けたことがある患者様には、常に上記のケアを提供しております。ただし、来院が難しい場合には、適切なサポートと処方を提供するために必要な情報を提供していただく必要があります。

新規患者様への対応について:

当院では、以前に当院での診察歴がない患者様への処方は行っておりません。これは、患者様の安全を守るため、正確な診断と適切な治療計画を確立するためです。初診の患者様は、まず診察を通じて全体的な健康状態を評価し、その上で必要な処方を行います。

これらの方針は、皆様とペットの安全と健康を守るために必要なものです。ご理解とご協力をお願いいたします。また、ご質問や懸念がございましたら、いつでも当院までお気軽にご相談ください。