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頬のしこり

今回は、わんちゃん・ねこちゃんの「頬(ほっぺた)のしこり」について、少し詳しくお話ししようと思います。

「あれ? 顔が少し腫れているかも…」


毎日のスキンシップやブラッシングの際に、お顔周りの異変に気づくことはありませんか? 顔周りは飼い主さんが比較的早く気づきやすい場所ですが、その正体は実にさまざまです。

頬が腫れる主な原因

頬にしこりや腫れがある場合、主に以下の3つの可能性が考えられます。

  • 腫瘍(できもの)
    良性のもの(脂肪腫やイボなど)から、悪性のもの(肥満細胞腫、扁平上皮癌、軟部組織肉腫など)まで多岐にわたります。見た目だけでは良性か悪性かの判断は難しく、細胞を調べる検査が必要です。
  • 歯根膿瘍(しこんのうよう)
    実はとても多いのがこのケースです。奥歯の歯周病が悪化し、歯の根元に膿が溜まってしまう病気です。行き場を失った膿が皮膚の下に溜まり、目の下や頬が大きく腫れ上がります。
  • 喧嘩傷や異物による膿瘍
    猫ちゃんに多いですが、他の子との喧嘩傷から細菌感染を起こしたり、植物の種などの異物が刺さったりして化膿し、しこりのように腫れることがあります。

動物病院での検査

「ただの腫れだから様子を見よう」というのは少し危険です。もしそれが悪性の腫瘍だった場合、発見が遅れるほど治療の難易度が上がってしまいます。

動物病院では、原因を特定するために以下のような検査を行います。

  • 視診・触診:しこりの硬さ、可動性(動くかどうか)、痛みの有無を確認します。
  • 口腔内検査:歯の状態をチェックし、歯周病が原因でないかを確認します。
  • 細胞診(FNA):細い針をしこりに刺して細胞を採取し、顕微鏡で観察します。麻酔なしでできることが多い検査です。

早期発見がカギです

顔の腫れは、原因によって治療法が全く異なります。

歯が原因なら歯科処置が必要ですし、腫瘍であれば外科手術やその他の治療が必要になります。

共通して言えるのは、「小さいうちに見つけて、早めに対処する」ことが、小さな家族への負担を最小限にする一番の方法だということです。

「痛がっていないから大丈夫」と思わずに、お顔を撫でている時に違和感を覚えたら、ぜひ早めにご相談ください。