診察時間
午前9:00-12:00
午後15:00-18:00
手術時間12:00-15:00
水曜・日曜午後休診
避妊手術のしていない高齢の子に多いです。
〈どんな病気?〉
・細菌が子宮に感染し、細菌の出す毒素によって腎不全や肝不全、血栓ができたりします。
・膿が排出される解放性子宮蓄膿症と、膿の排出がされない閉鎖性子宮蓄膿症があります。
・閉鎖性の場合は細菌が急激に増え、毒素により容態が急変することがあります。
・犬は閉鎖性が多いです。
〈なりやすいタイミング〉
・発情出血のあった1〜2ヶ月後の黄体期に起こりやすいです。
・黄体ホルモンが子宮内膜を充血させ子宮の免疫が落ち、細菌感染しやすいとされています。
〈症状〉
特徴的な症状はなく、症状だけでは特定できないことが多いです。
・多飲多尿(腎不全によるもの)
・食欲低下
・吐き気、嘔吐
・お腹が張る
・発熱
・陰部の腫れ
・陰部から匂いや膿が出る(解放性子宮蓄膿症の場合)
〈検査〉
血液検査
・炎症マーカー(CRP)、腎臓(BUN、CRE)、肝臓(GPT、ALP)、白血球数や貧血の有無(CBC)などを検査します。
超音波検査
・子宮の状態を確認します。
〈治療〉
子宮・卵巣の外科摘出
・閉鎖性子宮蓄膿症の場合、早急に子宮を外科摘出する必要があります。すでに全身状態が悪くなっている場合、麻酔のリスクが高くなります。
抗生物質だけに頼る治療では手遅れになることが大半です。
〈予防〉
・発情の始まる前(生後半年頃)に避妊手術をすることで予防できます。
・子宮蓄膿症の予防と同時に、乳腺腫瘍の予防にもなります。
子宮蓄膿症
さだひろ動物病院