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下痢の種類

大腸性下痢の特徴

大腸の炎症により下痢になります。
大腸は水分を吸収するため、炎症が起きていると水っぽい便で粘膜が一緒に出てくることが多いです。
便を溜めておく働きもあるため、何回もトイレに行き、少量ずつ便を出します。(5〜6回)
大腸は肛門に近いので血便したときに赤い血が便に付きます。
食欲も減ることなく、吐くことも少ないです。

大腸性下痢の場合はディアバスター(下痢止め)を3〜5日飲んでいただき、治るようであれば治療は終了です。
1日2回で1回量は体重によって異なります。
犬🐶5kg未満:1錠、5〜20kg:2錠、20kg以上:3錠
猫🐱1kg未満:1/4錠、1〜3kg:1/2錠、3kg以上:1錠
下痢になりやすい子では多めに処方することもできます。

小腸性下痢の特徴

小腸は栄養を吸収するところで炎症を起こすと栄養を吸収できなくなり、体重が急激に減りドロドロの便を大量にします。小腸は肛門から遠いので黒い便がでます。一緒に嘔吐の症状が出ることが多いです。

血液検査で膵炎、肝臓病、腎臓病になっていないか確認します。
エコーでは小腸の動きが悪くなっていないかやしこり、詰まりがないかなどを確認します。

大腸性下痢は薬によって治まることが多いですが、小腸性下痢の場合、大きな病気が隠れていることもあるので、下痢や嘔吐が3日以上続くときには来院してもらい、詳しい検査をしていきます。

病院に来るサイン

①下痢嘔吐が3日以上続いている
②お腹を押した時に痛がる、腫れや硬さがある
→膵炎の場合:右上腹部に痛みが出やすい
③食欲不振や水の摂取量の減少
④元気・活発さがない

検査内容

血液検査でわかること
・膵炎
・腎臓病
・肝臓病
エコー検査でわかること
・しこりの有無
・臓器の大きさ、形
・閉塞、異物

エコーによりしこりが確認された場合、細胞診や全身麻酔による摘出手術が必要になります。摘出した検体は病理検査に出します。

ご飯について

大腸性下痢
高食物繊維の食事
→不溶性食物繊維:便の量が増え、腸内の余分な水分を取り込みます。
可溶性食物繊維:便の粘滑性、善玉菌が増えます。
便を包んでゼリー状にして体外に出します。

便の量が増え、今ある便を押し出すため、便秘のときも食べることができます。

・消化器サポート(高繊維)
・腸内バイオーム

 

小腸性下痢
消化に良く、低脂肪で高カロリーの食事
→低脂肪食:膵炎のときやリンパ管への刺激を減らしたいとき
高カロリー食:ご飯の量を減らして消化器への負担を減らしたいとき

・消化器サポート(低脂肪)
・低脂肪リキッド
・i/d