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陰睾丸、停留精巣(潜在精巣)🐕🐈🌟

 

潜在精巣は腫瘍になりやすい

・精巣は通常、体外に存在するため

外気温の24℃の環境下に置かれています。

・赤ちゃんの時に腹腔内にある精巣が、鼠径から股下に降りてきます。

この過程が上手くいかないと、お腹の中に精巣が残ってしまいます。

体温の38〜9℃なので、通常から10℃以上高い環境にあることでDNAにダメージを受けます。

・長期間高温の環境下に置かれることで、癌化します。

悪性腫瘍の中には、早期に転移を起こしたり、

二次的に貧血などの骨髄抑制を起こす事があり、

進行した場合には、摘出だけでは状態改善が見込めないこともあります。


6か月を過ぎても精巣の下降が見られない場合には、

早期に摘出をおこない、

腫瘍化の発生リスクを下げる必要があります。


〈セルトリ細胞腫〉

・セルトリ細胞腫という種類の腫瘍になると、貧血が起き、腫瘍を切除しても改善されなくなります。

・転移にも注意が必要です。


〈外科切除〉

膀胱と前立腺の間から精管が出ており、

精巣につながっています。

傷を小さく開けて、精巣を探索する方法もありますが、

骨盤腔の下などに精巣が潜り込んでいる場合には、精巣を見つけるのが難しい手術になります。

「開腹したが精巣がみつからなかった」

という結果を避けるために、

少し大きく切開を行い、精管から精巣をたどって摘出しています。

・潜在精巣は骨盤に引っかかっていることが多いです。

 

 

骨盤の近くには、

大腿に行く血管や、神経などもあるため、それらを傷つけないように、

精巣だけを丁寧に剥がして摘出します。

停留精巣
陰睾
潜在精巣
さだひろ動物病院
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