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パラディア(抗がん剤薬)の適応について

抗がん薬のパラディアについて

パラディアは、犬や猫のがん治療に使われる特別な薬です。この薬は、がん細胞を攻撃して縮小する効果があります。人間の抗がん剤とは違い、犬や猫に合わせて開発された安全な治療法です。

パラディアは、がん細胞が成長するのを防ぐために働きます。がん細胞は、普通の細胞とは違って異常な成長をし、体の他の部分に広がることがあります。しかし、パラディアはがん細胞の成長を止め、腫瘍を小さくする効果があります。

パラディアの投与方法は、錠剤です。錠剤を飲み込んでもらうので、お家で難しい場合は週2〜3日病院に通っていただきます。

サプリメントなどは、効果が出た例がないためお勧めしていません。

パラディアの適用について

特に肥満細胞腫(がんの一種)という病気に効果があるとされています。
肥満細胞は、身体の免疫反応や炎症に関係する細胞です。人間でいうと、花粉症のようなアレルギー反応に関与しています。肥満細胞腫は、犬や猫の皮膚や内臓で発生することがあります。

肥満細胞腫は、種類によって悪性度(がんの進行度合い)が異なります。高分化型は悪性度が低く、低分化型は悪性度が高いとされています。内臓型の場合、特に転移しやすくなっています。

腫瘍の診断について

腫瘍の診断は、細胞診や組織診断で行われます。診断がつかない場合は、血液検査やX線検査、CT検査などで転移の有無を確認する必要があります。

治療の中で、外科手術が一番主要な方法です。腫瘍を切り取ることで治療を行います。悪性度が高い場合や転移している場合には、化学療法と組み合わせることもあります。ただし、化学療法の効果や副作用にはまだ詳しくわかっていない部分もあります。

肥満細胞腫の場合、犬では外科手術が有効な場合が多いです。一方、猫では再発のリスクに関して明確な基準がないため、切り取る範囲は個々の症例によって異なります。脾臓型の場合には、脾臓を摘出する手術が行われることがあります。消化管型の場合には、病変の範囲が広がっているため手術が難しいことが多く、生存期間も短いです。

 

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